大田区の空間に龍子の大作。
大田区立龍子記念館の特徴
川端龍子の大作が間近で楽しめる美術館です。
地元大田区ゆかりの作品が多彩に展示されています。
企画展富嶽三十六景を楽しむことができます。
2024.5【入館料】(通常展)200円日本画家川端龍子の作品を展示する美術館。川端龍子は1921年当時主流だった「床の間芸術」とは一線を画す「会場芸術」としての日本画を主張して「青龍社」を旗揚げして独自の道を歩んだ、型破りな男とも評されます。大作主義とも言える巨大な絵画は大迫力で、ここまで足を運ぶのに十分な見ごたえのある作品が展示されています。隣りにある龍子公園は、開館日に案内付きでのみ見学可能です。案内時刻は、10:00、11:00、14:00の1日3回。可能ならこちらの見学もおすすめします。龍子自らが設計した旧宅とアトリエを当時のまま保存してあります。旧宅は戦後1948~54年、爆撃の難をのがれたアトリエは青龍社創立10周年となる1938年に建造されたもので、国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。また龍子公園内の「爆弾散華の池」は、終戦まぎわの空襲で壊滅した住宅部分を龍子が池として造成。60畳もの広さがあるアトリエは大作主義だった龍子の作品を作るためには必要な広さだったのだろうと思います。建物は様々なこだわりが見られ、係の方が丁寧に説明してくれます。【概要】龍子記念館は、近代日本画の巨匠と称される川端龍子(1885-1966)によって、文化勲章受章と喜寿とを記念して1963年に設立されました。当初から運営を行ってきた社団法人青龍社の解散にともない、1991年から大田区立龍子記念館としてその事業を引き継いでいます。当館では、大正初期から戦後にかけての約140点あまりの龍子作品を所蔵し、多角的な視点から龍子の画業を紹介しています。展示室では、大画面に描いた迫力のある作品群をお楽しみいただけます。【駐車場】無料。数台駐車可能。
龍子の大作が並ぶ素晴らしい美術館。今回は古川美術館でもみた濱田樹里さんの作品が向かいあいさらに迫力満点。前回みた予約制のアトリエ住居もよかったです。
自分の不注意なのですが、現代作家の極彩色の作品が館内の奥側に展示されていて、それらも龍子の作品であると思い込んでしまい、龍子に対する自分のイメージが大きく損なわれてしまいました。当記念館のアピールのために種々苦労をされていると思いますが、派手な色使いの現代作品を同時に展示するよりも、龍子作品だけを丁寧に取り上げ掘り下げるか、あるいは龍子作品ともっと調和するような作品とコラボした方が、川端龍子の人となりが理解しやすく、また壁に障子が設けられている展示室の雰囲気にもマッチするのではないかと思いました。いずれにしろ当方の不注意で申し訳ありません。
龍子が住んでいた所はガイドツアーの時間のみ見学可能です。当時の風情が残っているので是非時間を合わせて行って頂く事をオススメします。龍子のチカラ強い作品がゆっくりと観れます。駅からは遠いですが、とても素敵な記念館です。
この地に居を構えていた日本画家の川端龍子が生前に自ら設立した記念館。現在は大田区が運営を引き継いでいます。龍子の作品は大画面の作品が多く、一般の美術館で常時展示するにはいろいろ支障もあることから、このような記念館ができたことは意義あることだと言えます。訪問した日は龍子の晩年の作品が展示されており、画幅240cmを超える「孫悟空」「寝釈迦」などの大作を心ゆくまで鑑賞することができました。なお記念館向かいの龍子公園は、一日3回、定時に開催されるツアーでのみ公開されているようです。
平日の13時半に訪問。駐車場に車はなし。前向き駐車で5台分のスペースです。帰路はバックになります。入館料、65才以上は無料です。14時からの向いの旧宅、アトリエのある龍子公園のツアーに参加。このツアーは10時、11時、14時の一日3回、約30分で無料です。お勧めします。
JR京浜東北線大森駅西口より東京急行バス01・02系統に乗車臼田坂下バス停下車進行方向正面の龍子記念館入口交差点を左折した場所にある美術館である。最寄り駅から離れた立地の為、平日は特に静かにゆっくりとした時間の中で観賞する事が出来る。道路を挟んだ場所にある龍子公園は川端龍子の旧宅及びアトリエがあり記念館開館日のAM10時11時PM14時に記念館職員が案内して頂けるとの事である。記念館入館料は200円で現在は役行者を描いた神変大菩薩や迫力のある蔵王権現等大きめの絵画、西国33観音霊場を描いたスケッチ等ほぼ一人でゆったりと観賞できた。美術館なので館内撮影は禁止であるが受付正面には小さめなれどミュージアムショップがありポストカード1枚50円〜100円等購入可能である。
雨の日以外は、龍子記念館付近をワンコの散歩していますが、はじめて訪問しました。展示されている日本画は、迫力と繊細なタッチで描かれおり、絵画の世界観に引込まれ大感激です。
とても良かった。閑静な住宅街にあり、脇にある龍子公園も川端龍子の存在を思わせるようで非常に素晴らしかった。
名前 |
大田区立龍子記念館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
050-5541-8600 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.2 |
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素敵です。描いた本人が自作を観てもらうために設計した美術館。画と展示空間が一体となり、一つの大きなアートとなっていました。隣接する川端龍子宅も、時間指定ですが見る価値あり。アトリエを見てから作品を鑑賞すると、作品をより深く理解できます。