古代の形跡、貝殻と矢じり。
月ノ木貝塚の特徴
公園の入り口には割れた貝殻が散らばり、古代人の形跡を感じるでしょう。
芭蕉が小学生の頃の畑跡からは、貝殻や黒曜石の矢じりが発見されています。
貝類の保存状態が良好で、歴史的な魅力が溢れるエリアです。
芭蕉がまだ小学生の頃にはここの敷地の一部が畑の場所があり〜畑の表土には貝殻の他によく小さな黒曜石で出来たハート形の矢じりがありました!黒っぽいガラス状の矢じりは、今でも皮膚が切れるほど鋭くて〜数千年前に造られた物とは信じがたい状態でした……今も月ノ木の台地の中に沢山埋もれているのでしょうね。
国指定史跡 月之木貝塚千葉県は、日本全国で第一位を誇る貝塚の宝庫だという。なんでも、全国の貝塚の凡そ1/4が千葉県にあるらしい。古の人々が食して捨てた貝殻が積まれた土地は、本来は只のゴミ捨て場だった所が、現在考古学上では重要な遺跡になっているのだという。海岸から離れた此処に沢山の貝殻が積み上がっているとは、少々不思議感も漂うが、それはこの丘状の台地のすぐ下は海であったことを示しているらしい。縄文時代の昔に、ある一定の時期そこが海だったというのは、「縄文海進」という現象が考えられ、当時海面が現在よりも高く、この周辺にまで入りこんで遠浅の海を形成していたという事のようだ。縄文海進は初め、火山・地震活動による地盤の沈降が考えられていたが、世界的に同時期に海進が発生している事から、温暖化の影響が大きいという説が有力であるらしい。学生の昔、これらの貝塚を点として線で結べば、当時の海岸線が分かるんじゃないかなどと簡単に考えていたが、強ちハズレでもない様で、その様子を示す図がネット上にも散見される。それは、ざっくりと例えれば、凄くモッフモフのチーバ君が、お風呂上り直後の状態の様というのは、逆に分かりにくいだろうか。これらの図を見る限り、当時の房総半島は、ほぼ島である。この遺跡の北側には、結構な交通量の道路が通っているが、その道沿いの喫茶レストランの名は、「カントリーサイド」という。世が世なら、これはその名を「シーサイド」としても全く遜色ないだろう。まあ尤も、縄文時代には喫茶レストランなど無いだろうが。
貝類もたくさん捨ててあって保存状態は良好です。南西端に入口と案内板、記念碑が立ってます。
名前 |
月ノ木貝塚 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/bunkazai/tsukinoki.html |
評価 |
4.0 |
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公園の入り口から既に割れた貝殻が散らばっていて、古代人の形跡を窺えるのはなんとも不思議な気分です。住居跡も何とか残しておいて欲しかったな。なんて。とても広いのでピクニック、バトミントンするのに良いのではないでしょうか。