戦後日本を見守る由木通信所。
米軍由木通信所跡地の特徴
由木通信所は平成28年に米軍から返還された国有地です。
ここは戦後日本の象徴として、歴史的な価値があります。
かつては計画停電時にも機能を維持した重要な施設です。
由木通信所は平成28年に米軍から返還され、敷地は国有地となっています。敷地内には47mの通信鉄塔が建ち、現在でも使用されています。長池公園と隣接し、目の前を南多摩尾根幹線道路(都道158)とその旧道が通っています。旧道の橋は長池上小山田陸橋といいます。
小学生時代の70年前後に相模原から自転車で長池にザリガニ採りに通うときにここの前を何度も往復しました。その頃と周辺の風景が一変してしまいましたが、この通信所の景色は50年前のままです。小学生時代にタイムスリップしたような錯覚にとらわれました。
草が生い茂っていて入れません。草の隙間から鉄塔と僅かに建物が見えるのみ。
2011年の福島第一原発事故後の計画停電の時も、この通信所の機能維持のため、周辺地域は計画停電地域に含まれていたにも拘らず、実際は停電にならなかった。それも返還されて、今では跡地となったけど鉄塔だけはまだ残されています。アクセス道路についても、維持管理のために残されていた道路がそのまま今でも残っているという、近現代日本史跡に興味がある人には面白い場所かもしれません。
戦後日本の象徴です。
こんな場所に米軍の通信所があったなんて・・・でも跡地で、跡地として残ってるんだ?何かに使わないのかな?(^^;)
| 名前 |
米軍由木通信所跡地 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
3.9 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
返還前の2007年か2008年頃に行ったことが有ります。当時はフェンス際まで行く事が出来ましたが、既に鉄塔は錆色で府中の巨大パラボラアンテナと同様、用途を終えた施設の様な印象でした。今(2023年)、ストリートビューで見ると橋を渡ってフェンス際までは見られないのですね。近くの幹線道路から見ると、施設が有ったと思しい場所はボカしが入っていますね。