スポンサードリンク
スポンサードリンク
名前 |
千日回向名号塔 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
5.0 |
全国各地に建てられている名号塔ですが、ここ入間市では、ここ蓮華院の境内に建てられているものだけだそうです。建てられたのは、江戸時代も初めの延宝9年(1681)。名号塔の名の「南無阿彌陀佛」は、正面と左右側面の3面にそれぞれ文字が刻まれており、形状は笠付角柱型の石塔で、寸法は高さ144センチメートル、幅35センチメートル、厚さ31センチメートルと大きめな名号塔です。正面には「千日回向所」とも刻まれ、正面と左右側面には戒名並びに逆修供養(生きている人が自分の死後の極楽往生を願い供養すること)の人を含め、法名や俗名等総勢約50人の名前がしっかりと彫られていました。これによると傳淸竪者法印を導師として、法名や俗名の人達が死者の冥福と自らの極楽往生を願って千日間の、念仏供養を行い、その満願成就を記念して広瀬村(現狭山市)の淨秀らや、谷貫村(現入間市)の瀧澤長右衛門、入間川村(現狭山市)の岸本七右衛門が中心になって造塔したと見られる。また、近隣の石彫のものとしても、石工名が記されたものの中、最も古くまた、立派な文字であり、見る価値があるかと思いました。駐車場は、蓮華院さんの駐車場に停めさせて頂きました。駐車場に入り、本堂へ向かう参道中、右手にひっそりと建っています。