周辺のオススメ
スポンサードリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
考古資料の部で山形県指定文化財となっている。この文和三年阿弥陀板碑は山形県でも天童市の板碑に次いで2番目に大きいものである。その高さはなんと4mにも及ぶ。文和三年(1354)はまさに南北朝時代にあたり、全国的に板碑が盛んに造られた時期でもある。そしてこの板碑の石材はこの地域の石造物の特徴を表すように、凝灰岩の高畠石を用いたものと考えられている。先端上部はやや欠けているようだが、大きさや薬研堀で刻まれた蓮台・種子からしても見事な置賜型板碑である。阿弥陀板碑の背面には板碑を支えるように五輪塔が建っており、周囲には小型の板碑や磨崖板碑、直江兼続が考案したという万年塔と呼ばれる独特の墓などが並んでいる。この阿弥陀板碑は場所が非常にわかりにくい。一応道路沿いに標識が立てられているのだが、よく右手の方を見ながら進むとかろうじてわかるかと。民家の畑の間を縫うようにして行く必要があるので、迷惑にならないよう特に注意されたい。写真撮影月 令和2年12月。