平将門の乱を超えて、七社の信仰。
二宮八幡宮の特徴
天慶年間に建立された、歴史ある神社です。
猫の絵が奉納されている、ユニークな特徴があります。
長洲の海側の丘に位置し、自然に囲まれた環境です。
猫の絵が奉納されている。猫は珍しい気がする。猫なので寝ているんだけど寝ている姿がかわいい。
長洲の海側の小高い丘に鎮座する神社です。鳥居横の道路脇に御神木の楠木の巨木二宮さんの大楠があります。とても見事な枝ぶりです。
| 名前 |
二宮八幡宮 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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天慶年間(938年~947年)、尾藤(紀)隆房が平将門の乱の平定を願い肥後国に七社を建立したとされ、その1社がここ二宮八幡宮です。他に荒尾の野原八幡宮、菊池久米の八幡宮があります。紀氏は紀伊国(和歌山県)から日本各地に移り開発領主となった氏族で、大分の田原別符や国東地方、佐賀の鹿島荘にもいたとされます。大分の田原別府は宇佐八幡宮の荘園ですし国東も宇佐の影響が色濃い場所なので、九州における紀氏は八幡宮との結びつきが強かったようです。それは肥後でも同じで上記の二宮、野原、久米も八幡宮であり、961年に玉名に作られた大野別府とその鎮守 繁根木八幡宮も紀 隆村(後の大野氏)によるものです。また熊本市内の藤崎八幡宮は創建した人物は不明ですが935年創建と尾藤(紀)隆房と同時期であり同じ八幡宮であるため関連性があるかもしれません。