羽村の歴史、馬の水飲み場。
馬の水飲み場跡の特徴
段丘崖の上に位置し、歴史を感じる水飲み場の跡です。
多摩川の砂利を運ぶために使われた名所として注目されています。
馬や牛が一息ついた場所で、昔の輸送の様子を思い起こさせます。
多摩川の砂利を羽村駅に運ぶために使われた馬や牛のための水飲み場の跡。また奥多摩街道を行く牛馬にも提供されたでしょう。馬や牛が頭を入れて飲んだのではなく、桶が置いてありそれに汲んで飲ませたのではないでしょうか。いわゆるハケにあるのでかつては湧水があったのでしょう。今でも水があるのはいまだに僅かながら湧き出ているのかもしれません。にしてもこういう場所にごみを投棄する神経が理解できません。
玉川上水・まいまいず井戸・懐古の井戸、そしてこの馬の水飲み場と、羽村には随分多くの水に関わる史跡・名所があるなあと思いました。しかし人畜をいわず生物にとって水というものは生活に欠かせないものですから、考えてみれば重要な史跡です。こういった場所をきちんと保存し、後世に伝えていこうとする羽村の行政や市民は立派だと感じました。
かつては輸送の手段であった馬が一息入れるために水をおいしそうにのんだであろう場所だと思いますが、今は転落防止のためか、柵で人が近づけない状況になってしまってます。必然的に水の流れが止まってしまい、暗渠に近い状態になっています。そのため他の方が既に記載のように蜘蛛の巣が多く、蚊の発生源になってしまいかねない有様です。遺跡や史跡を残すのは大変だと思いますが、定期的にクモの巣の状況やゴミ取りの清掃など必要だと感じました。
ゴミと蜘蛛の巣だらけ。2018,12
名前 |
馬の水飲み場跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
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昔、坂の下に住む農民は、段丘崖の上にある畑へ肥料などを運ぶため、馬車を使っていました。坂の途中に水飲み場を作り、馬を労わったそうです。