広くて神聖、心休まる空間。
石像物上部に欠損あり。元々は唐破風屋根があったか。台座正面に「與野上中町講中」とあることから、与野上町と与野中町の庚申講集団の奉納によるものと分かる。正面に偈文が書かれている。一部剥落があり、読みにくい。以下、読める部分を転写する。ー原文ー?縛帝吒摩訶摩訶噌郵呼郵呼羅?濕吒帝婆婆訶ネット上に、「陀羅尼 集経の呪文である」という情報があったが、『与野市史文化財編』には、「薬叉心呪を刻む」とある。右側面には享保年間の健之年月日が。その下に「徥是右 大宮道 奧刕道(これより右 大宮道 奥州道)」と彫り込まれている。赤の墨入れがなされているが、色が褪せている。左側面には、「従是左 川越道」とある。元々は叉路にあり、道標として使われていたのだろう。【市神の石祠】庚申塔の右隣にあり。『埼玉の神社』によると、与野で行われた四・九の六斎市の繁昌を願って建立されたらしい。つまり、市場の神様を祭る市神社である。元は、与野上町の商家「種久」の前に祀られていたが、現在こちらに移されている。
| 名前 |
氷川神社の庚申塔 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
3.7 |
| 住所 |
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広くて神聖な場所ですので落ち着きます。