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| 名前 |
ケブン川樋川(ケブンジャーヒージャー) |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
ウォーキングで巡る那覇の河川・樋川・井戸・湧水その64 【那覇市識名2丁目】2020/11/23①場所(識名2-11-25付近)●識名交差点からサンエーV21食品館繁多川店に向かう道の途中左側にあります。●識名小学校東側・石田中学校南側の付近一帯はケブン川原と呼ばれ、この樋川はケブンジャー川の源流とされている。(参照①)②井戸●ケブン川原が名前の由来であろう。キブンジャーヒージャーとも呼ばれている。琉球国旧記附巻之四では、「毛掘井泉」と書かれている。(参照②)●敷地内には複数の井戸・取水口あり、アンガーと呼ばれている拝所がある。(昭和初期の真和志民俗地図より)アンガー \u003d淵下、崖下という意味。●識名の四つの井戸の中では一番泉の大きな処であった。深いタンクから溢れる水は、横の池からも溢れて下流の水田に流れていった。婦人たちの洗濯の側で、丸裸の子供たちが水遊びに興じているのどかな風景がみられたそうです。(参照②)●琉球国旧記附巻之四(参照②)二、毛掘井泉 俗称(レ)之曰(二)樋川(一)、在(二)識名邑(一)、昔有(二)志間子者(一)、始鑿二)此泉(一)。注:(ニ)・(一)・(レ)は、漢文の返り点です。③お水取り(未の方)●国頭村辺戸と他に首里城周辺の井戸の水が汲まれ、琉球王朝の菩提寺である円覚寺に届けられ、元旦の朝、「若水」として首里城に献上された。(参照③)その際に選ばれる吉方(恵方)の井戸と呼ばれる井戸について、首里城から見て南~南西方向の井戸で考えた時に、下記に当てはまるのではないか。子 浦添城内の鏡川丑 浦添城内の阿佐名川寅 西原町幸地樋川卯 弁ぬ獄川巳 崎山樋川午 識名アク川⇒識名のウフガー(琉球国旧記より赤井)未 識名喜堀樋川⇒識名のケブン樋川(ケブンヒージャー)申 識名石志屋川⇒繁多川の石田川(イシジャガー)亥 浦添市澤岻樋川④ケブンジャー川(ガーラ)の源流●クチャ川小(ガーラグヮー)とも呼ばれていた。クチャは泥という意味。⑤安里川との合流●ケブンジャー樋川から暗渠を通って大石公園東側のケブンジャー川で開渠となります。公園に沿って東から北に流れ、北側の大石橋で再び暗渠となります。その後、第2大石橋で開渠となり、振興橋、第2振興橋、三原橋を通過して、真和志中学校付近で安里川と合流します。⑥暗渠●樋川からケブンジャー川への暗渠はある程度辿ることができる。水の流れる音が聞こえる事と、道路に雨水のマンホールやグレーチング(格子状の溝蓋)があるので、分かりやすい。暗渠の細い路地をくだりきると空き地になっている。ここは水音が聞こえないが、北向けに路地を進むと大石公園東側に到着し、開渠部分であるケブンジャー川と合流する。参照①:グダグダ(β)ケブン川原参照②:識名誌参照③:ハイホーの沖縄散歩 那覇地区弁嶽之川。