上野焼の歴史深い陶器まつり。
上野焼(あがのやき)は、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、朝鮮国泗川県十時郷より陶工の尊楷を唐津(唐津焼)に連れ帰り、その後豊前小倉藩主となった細川忠興公が、この上野に尊楷を招き作陶させたことに始まります。細川忠興公は利休七哲の一人に数えられる茶道の名人で、忠興公のもと上野焼の十時家、渡家、吉田家は豊前小倉藩の藩窯として栄えてきました。こうした経緯から上野焼は、千利休、古田織部に続く茶道本流の小堀遠州より遠州七窯のひとつに指定され、筑前黒田藩の藩窯である高取焼(高取焼も遠州七窯のひとつ)と共に、福岡県を代表する焼き物(陶器)として今日に至っています。十時窯は上野の里の最奥で、少し立ち寄り難い立地ですが、5~6台ほどの駐車場もあり、窯元も窯元の奥様も気さくな方で、陶器選びでもよく相談にのってくれて、同じ値段の中でもより良い器を選んでいただきました。春と秋の陶器祭りでは、まず上野の里の入口にある協同組合の展示場(ギャラリー)で各窯元の作品に一通り目を通しますが、十時窯は、必ず立ち寄りたくなる窯元です。鉄釉や灰釉の作品に大変美しいものがあり、上野焼一番のお勧め窯元です。
名前 |
十時窯元本家 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0947-28-5557 |
住所 |
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評価 |
5.0 |
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上野焼春の陶器まつり窯元へは初めての訪問。3年前に初めて買った湯呑みと合わせてお茶碗を購入。湯呑みは3年前のもの。今から白飯を食べるのが楽しみです♪