音楽が響く心安らぐお寺。
蔭凉寺の特徴
ジャズやラテンの音楽が楽しめるライブ会場として評価されています。
昭和20年の戦災の歴史を持つ、興味深いお寺です。
人の心を安らかにする音楽が流れる空間でリラックスできます。
音楽、特にジャズやラテン、音響系のファンにはライブ会場としても有名なお寺。驚くほど気合の入った音響設備で、海外アーティストの来日公演も日常的に行われています。青葉市子さんが数年前のライブの際「電気を通していないかのような音がする」と言い表していたのが印象的でした。住職ご一家の住居とつながっているため、それでもどこかほっこりした空気が漂っています。親戚の家に来たみたいだと来るたびに思います。
昭和20年の戦災によりご本尊と水墓を残し全焼。廃寺同然となっていた同宗の向上寺の本堂を譲り受けて移築、国清寺から御成門を移して山門としたそうです。「水墓」とは忠僕七助の建てた三重の石塔で、主人亡きあと七助は䕃涼寺に住み菩提を弔うかたわら、主人の墓を造るため、当時岡山の人々の貴重な水源であった西川の水を売り歩き、得た浄財で主人の七回忌に立派な墓を建てます。話は城下で評判になり、藩主の耳にも入って七助は池田家の墓番に出世します。しかし七助は「いくら殿様の命でも、主人の墓の傍を離れる訳にはいかない」と嘆きます。また褒美を貰った事から、人々はいつからともなく「水墓」と呼ぶようになりました。ところがその後、一人の尼僧が同寺を訪れ、七助の主人「水野定之進に遊郭から身受けをして貰った恩から」と、七助に代わって定之進の供養をしました。ますます水墓は有名となりたくさんの参拝者を集め、縁結びの神として明治まで若い女性達の信仰を集めたそうです。
| 名前 |
蔭凉寺 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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人の心を安らかにする音楽を提供しています。これも、心の救済かな。