周辺のオススメ
スポンサードリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
仏教の一切経典を納めている経蔵。鎌倉時代は日本国内に二ヶ所しか無かった一切経経蔵の一つであり、東日本では唯一の経蔵であったという。鎌倉時代に日蓮聖人が、立正安国論を作成する為にここに何ヵ月も籠られて一切経を読破された場所でもあり、本では読んだことがあったが実際に来てみるとこんな山の中の薄暗い場所だったのかと感慨深いものがある。やがて一切経典の中では法華経のみが釈尊の真実の経典であると確信され、諸経典は法華経を説く為の方便であり、また三災七難を説明する指南でもあると確信され、それを基にして立正安国論を完成させていく。鎌倉幕府への直訴として立正安国論を提出するが、かえって誤解を招いてそれを機に聖人の苦難の生涯が始まる。そんなことを思いながらお参りさせて頂くと自然と襟が糺される思いとなった。