平安貴族が願った井戸の物語。
縣井(昭憲皇太后産湯の井戸)の特徴
平安貴族が立身を願った井戸で、歴史の深いスポットです。
日本三名水の一つとして、特に貴重な水が湧き出ています。
寄り添う山吹の花が、訪れる人を優しく迎える風景を演出します。
2023年8月6日、午前中訪問京都市、京都御苑の中、御所の西、烏丸通との境に近いところにある井戸京の三名水の一つやったそうやけど今は枯れてしまい立派な石組みと屋根を残すのみ当日は林の中にあることもあり蝉時雨が凄かったさあ。
The story of this well is what makes it special. There is an English translation of the text on the sign.
京都三名水の一つ。ここにあった一条家邸で、左大臣の一条忠香(いちじょう ただか)の、三女の一条美子(はるこ)が産まれました。後に明治天皇の后の昭憲皇太后になられました。産湯にこの井戸水が使われたと言われています。
京都御苑の端にひっそりと佇んでいます。ここまで足を運ぶ人は中々いないのでしょうか?
一見何でもない井戸ですが、平安貴族の多くが立身を願ってこの井戸で禊をしていたのかと想像すると違って見えてくる。
宮中に参内する地方官吏(かんり)が立身出世を願って身を清めた井戸です。
県の井戸を詠んだ歌「かはづ鳴くあがたの井戸に春暮れて散りやしぬらん山吹の花」(後鳥羽院/続後撰集)「都人きてもをらなん蛙なくあがたの井戸の山吹の花」(橘公平女/後撰和歌集)
名前 |
縣井(昭憲皇太后産湯の井戸) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.9 |
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一條邸跡に遺る井戸です。昭憲皇太后(一條美子)のうぶ湯に用いられたと伝えられ、古くから名水とされてきたとのことです。