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名前 |
漢陽寺・鏡ヶ池 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.5 |
漢陽寺の駐車場から参道を経て境内に入ると、山門前左手に「鏡池」、寺の東側の清流通り沿いに「カヤの木」があります。建立の地の印となったものです。鏡池はいつ頃からか失われましたが、故重森三玲氏のお弟子さんである斉藤忠一氏が池泉式庭園として作庭し復活されたとのことです。多くの鯉がゆったりと泳ぐ落ち着いた雰囲気の池で紅葉のスポットにもなっています。鏡池とカヤの木には次のような伝説があります。開山である用堂明機禅師が中国で修業し船で帰国する時のことでした。大嵐で難破しそうになりましたが、観音様からお告げがあり、母から御守として授かった『手鏡』と帰国時に恩師から頂いた『カヤの実の数珠』をお告げ通り空高く投げると海は鎮まり、無事帰国できました。それから年月が経ち、大内の殿様が鹿野の地に寺を建立することとなり、初鍬入れであの手鏡が出土しました。また湧水が出たことから「鏡池」と名づけられました。また、寺のそばでカヤの木が1本すくすく育ち、その種を見ると数珠の糸通し穴の跡がくっきりとありました。まさに観音様のお告げの地でした。(『ふるさとかわら版』No.42 平成二十五年(財団法人ふるさと振興財団)「ふるさと探訪 漢陽寺」「伝説その1 鏡池とカヤの木」より引用)(2016年11月13日、令和元年11月13日)