見晴らし抜群、大山祇神社で信仰体験。
東円坊の特徴
今治市の八十八ヶ所に位置する南光坊の元札所です。
古代から信仰を集めた大三島の美しい景色が魅力です。
四国八十八箇所の正式な第五十五番札所としての歴史があります。
神仏習合の時代、四国八十八箇所の正式な第五十五番札所は大山祇神社でした。(東円坊の由緒書きに従ってもっとピンポイントに言ってしまえば、正式札所はこの『東円坊』だったそうです。御住職の検証でも、道標を辿ると東円坊に着くのだそうです)東円坊は、大山祇神社のかつての神宮寺・宿坊のひとつ。大山祇神社に祀られている大山積神の、本地仏『大通智勝如来』の像が鎮座します。螺髪頭に理拳印(大日如来の結ぶ智拳印ではなく、左右が入れ替わった形)を結ぶ手をしているのが、特徴です(註)。その大通智勝如来像は、明治期以降の神仏分離・廃仏毀釈の難から逃れるため、同じ仏師による釈迦如来像などとともに、本山である今治本土の光林寺に避難していたそうです。時代は移り戦後も遠退いた1990年、京都の工房で修復を終え、あらためて東円坊に戻ってきた像たち。当初は北西側の小堂にありましたが、2020年に新しい本堂が建立され、現在はそのお堂で拝観することが出来ます。2020年11月22・23日に、本堂リニューアルお披露目の催しがあり、間近で仏像たち(前述の大通智勝如来像、釈迦如来像のほかに、薬師如来三尊像、南無仏太子像)を観ることができました♪神社および日本の神々の研究家の大橋麻輝氏や、光林寺名誉住職・東円坊住職の渡邉眞憲氏のお話を、直接拝聴することができ、とても有意義でした。註:このあたりは、龍谷大学佛教文化研究所『佛教文化研究所紀要 第45号』に所収されている以下の記録に詳しい。2006年11月29日に行われた、第68回佛教文化講演会での故・頼富元宏氏による『仏教・神祇そして密教へ -大通智勝仏信仰の展開-』。
| 名前 |
東円坊 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
0898-55-2438 |
| HP | |
| 評価 |
4.8 |
| 住所 |
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今治市の八十八ヶ所である南光坊の元札所です、見晴らしが良いです、大三島(御島)は古代より人々の信仰を集めてきた場所です。