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名前 |
佐貫庚申塔(睦沢町佐貫) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
「佐貫(さぬき)」の地名は関東の各地にあり、ここ睦沢町にもある。2021年8月13日(金)に睦沢町の街歩きで訪れた。事前に「睦沢町立歴史民俗資料館」に寄って、復元したものを見て来たので、庚申塔の全体像はわかっていた。地中には三猿が掘られており、庚申塔に三猿だけが掘られているのはかなり珍しいとのこと。後ろの高台に登ると「佐貫やすらぎの家」🏚️がある。以下は案内板に記載されている内容。佐貫庚申塔(さぬきこうしんとう)六十日に一度めぐってくる庚申の日に、夜を眠らずに過ごして健康長寿を願う信仰を守庚申とか庚申待という。これは、人の身中にあって 短命にする三戸を除去して長生きを願う道教の思想にあります。日本には平安時代頃に伝わり、庚申縁起ができ、庚申に礼拝本尊が考え出された室町時代から庚申塔が建てられるようになりました。この庚申塔は、板碑型に三猿を浮き彫りしたもので寛文十年(1670)の紀年銘があり、周辺一帯に講を中心として庚申信仰が行われていたことを知る貴重な資料です。さて、なぜ猿が彫られているのでしょう。これには多くの理由が考えられますが、この信仰が干支にいうカノエサルの日に行なうことや、本尊として神道では猿田彦大神をまつることからのようです。三猿は三尺になぞらえて、目や耳や口をふさいで悪事を天帝に報告させぬ意からです。道端のめだたない石造物ですが、民衆の力強い信仰の様子をうかがうことができます。昭和六十二年三月三十日 睦沢町教育委員会。