自由が丘近く、時を越える帝釈堂。
帝釈堂の特徴
住宅地に溶け込むしっとりとした佇まいのお堂です。
瓦葺木造の立派な造りが魅力を増しています。
碑文谷から自由が丘への道中にあります。
瓦葺木造の立派な帝釈堂。堂内には、江戸時代初期から明治時代に奉納された庚申塔が祀られ、庚申塔には「奉敬礼帰命帝釈天王」、「奉尊敬帰命帝釈天王」といった帝釈天に関する題目が彫り込まれているそうです(説明板記述)。江戸期から続く庚申講が、今日も地元の方々によって伝えられていることを教えてくれる帝釈堂です。
碑文谷から自由が丘に抜ける道の途中にあり、時間が止まったような佇まい。
名前 |
帝釈堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
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住宅地の中に溶け込んで、しっとりとお堂が佇んでいます。お堂の前に庚申塔が祀られており、六臂青面金剛立像です。三眼、合掌。持物は、三叉戟、法輪、弓矢。上方に瑞雲付き日月。足下に踏まれる邪鬼の顔が、へのへのもへじ、のような描写で、ちょっとユーモラス。足元左右の二鶏は、比較的、綺麗に残っています。基台部に三猿(聞かざる、言わざる、見ざる)。お堂の中に3基の板碑と1基の石柱碑。目黒区教育委員会が設置した案内板によると、板碑は「奉敬礼帰命帝釈天王」(延宝八年、1680年)、「奉尊敬帰命帝釈天王」(貞享二年、1685年)、「南妙法蓮華経」+下部に帝釈天像(明治十四年、1881年)。石柱碑は「南妙法蓮華経」(天保十三年、1842年)。平成22年3月時点で「庚申講が地元の人々により今日でも続けられている」とのことです。お堂の扁額には「帝釈堂」とあります。賽銭箱には「ひし形渦巻き紋」。さわら庚申と同様に、柴又帝釈天との繋がりが深いようです。