日本の核融合研究、実際に体験!
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構那珂核融合研究所の特徴
SFや空想の世界と思っていた核融合研究が、実際に日本にあることを実感できる場所です。
原子力関係の講座を通じて、特別視察の機会を得られる貴重な施設です。
量子科学技術に特化した研究環境が、訪れる人々に深い感銘を与えます。
原子力関係の講座の施設見学会で、話に聞くだけで、どちらかと言うと、SFや空想の世界の話として捉えていた核融合の研究施設が、実際に日本に在るのを確認できて大変有意義でした。また、先日ニュースで取り上げられていた、アメリカでの「注入したエネルギー以上のエネルギーが取り出された」よりも効率よく取り出されている話を伺って、とても心強く感じました。ITER(イーター)と呼ばれる、人類初の核融合実験炉を実現しようとする超大型国際プロジェクトが進んでいて、その基幹となる様な部品の一部が日本で製造され、フランスの建設予定地に送られている話は、夢の実現への大きな一歩としてとても期待が持てるものでした。ITER計画は、2025年の運転開始を目指し、日本・欧州・米国・ロシア・韓国・中国・インドの7極により進められているそうです。「ITER」はラテン語で道という意味を持ち、核融合実用化への道・地球のための国際協力への道という願いが込められていて、最短なら30年後には実用が可能という話もあるようなので、夢のエネルギーが現実のものとなって、少しは世界の平和に役立って欲しいと願っています。研究所の皆さん、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。*「International Thermonuclear Experimental Reactor (国際熱核融合実験炉)」が「ITER」の語源。
名前 |
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構那珂核融合研究所 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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核融合研究所を特別視察させていただく機会に恵まれました。研究所では多くの研究者の方々が、それぞれの複雑な技術的課題に取り組まれておられ感銘を受けました。先駆的な分野は手探りで実験と改良を重ねる必要があり、挫折を感じられる事も多いとお聞きしました。それでも諦めずに頑張られている様子に頭が下がります。量子科学は深部がん治療などへの応用も期待されている分野です。専門分野ではありませんがもっと勉強して微力ながら応援させて頂きたいと思います。