水争いを解決した先人の知恵。
音無井路十二号円形分水の特徴
100年以上前の水路が現在も整備され、感動を呼ぶ施設です。
駐車場と休憩所が整備され、ゆっくりと見学できる環境が魅力です。
水を分ける穴が十二個あり、ユニークなデザインが印象的です。
以前から行きたかった場所です。あいにくの天気でしたが、着いた時には小雨だったので見ることが出来ました。駐車場が少し分かりにくいですが、対面に数台止めれます。
こんなに水が多い土地ですら水の争いが起こっていた……昔の人の苦労がとても伝わる場所です。ここを見た時にこの水がサイフォンの原理で出ていることに驚きます。多くの水量が下から吹き出しています。ここまでの井路は2キロととても長くて時には崩落事故もあったことでしょう。豪雨災害や政府が変わることにより多くの年月がかかったこの円形分水。多くの人が命を落としている。昔は水はお金、責任の果たし方は命を断つ。壮絶な時代です。この円形分水の発案は1693年です。江戸時代。22年後の1715年にようやく始まった開削。江戸中期のことです。この後、豪雨災害でこの工事が頓挫します。責任を問われ、当時の岡城家臣の方が命を断ちます。明治に入ってようやく導水路が完成します。なのに、争いが起こった。水の分配問題にて。昭和に入ってこの円分水が出来上がります。昭和6年のことです。江戸、明治、大正、昭和をかけて出来上がったものです。238年の月日がここにかけられました。おそらく三代以上は続く大仕事だったはずです。その年数も水の大切さを充分に物語っていると思います。ずっと来たかった場所、九州土木遺産のひとつ。感動します。(よって同じような写真が連続します……)
昔 水の取り合いから分け合いの場所になったと聞きました少し前に植えたと思われる苗と菖蒲が素敵でした水量も多いので落ちて管理している方に迷惑がかからないように。
竹田市に家族旅行に行った時に訪れました。トンネルの手前にある砂利道の駐車場らしいところに停車し、道を渡ってほんの20メートル先にありました。水争いがなくなるために考え作られたこの円形分水。こんこんと湧いて出る水を見ていろいろと考えさせられました。どうかこのような場所が海外に売られないように守られますように。日本の大切な資源の水を守りたいですね。ここから白水の滝が近いのでセットで行かれるのをおすすめします。
2022.08月訪問のどかな農村にただただ水の音、癒されます。見学して関心しました、この方式なら均等に水を分配出来るはずです。
以前から行ってみたい場所でした。竹田市内から30分程度かかります。標識のとおり進んで行くとトンネルの手前の見過ごしてしまいそうなところにあります。駐車場はありません。水路からの水を12分水に分けて流しています。水量も多いです。
意外と小さかった。もっと大きいかと思いました。せっかく見に行ったのに「関係者以外立入禁止」だって!ふざけてない?観光資源にしたいのかしたくないのか?どっち?でも水の量はハンパないね。
100年以上前の水路が現役で整備、機能していることに感動します。また、整備を続ける地域の方々には感謝の念を抱きました。分水の周りには遺構も多く、興味が湧くのですが立ち入り禁止の札がありますのでくれぐれも自制心をお忘れなきようご注意下さいませ。
県道8号線を熊本方面から来れば解りやすい。県境越えて1車線から2車線の下り坂となり右折で竹田の標識を直進すればすぐ近く。
| 名前 |
音無井路十二号円形分水 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0974-63-1111 |
| 営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
| HP |
https://dobokuisan.qscpua2.com/heritage/oita/oit51_otonashiiro/ |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
|
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円等分水は何個か見てきたが、やはり争いの結果、知恵と努力で解決したんだね。複数の水平な出口さえ設ければ別に円である必要は無いのでは??っと思ったが、やはり角があると複雑な流れが起きて等分とは言い難い。やはり円にして、ここは丸く収めようって訳で円形分水なんだね😁