心の静寂、中野高見堂で。
宮城三十三ヶ所観音霊場 13番札所です。1836年(丙申(天保7年))の飢饉では仙台藩内だけで30万人が餓死しと記録されています。その飢饉は大変にひどく宮城野原にはペンペン草(なずな)1本も生えなかったと言われています。そして「宮城野原から人が消えた」というのです。この頃、宮城野には災害が重なったようなのです。人々は苦しみから逃れるためにこの堂に安置されている観音様を作り祈ったそうです。そうなんです、ここの観音様は人々の悲しみを一身に集めて人々の頼りだったのでしょう。年に一回、11月に観音堂の扉が開かれ尊顔を拝することができます。それはそれは美しく保存されています。堂の前に、不思議な狛犬が置かれています。コンクリート?、しかもペンキで碧く塗られている、、、聞いたところによると、、この狛犬は終戦後、間もない頃に仙台駅の東側に「ポツン」とおかれていたそうです。これも何かの縁とここに持ち帰り安置しているそうです。お堂は民家の敷地にあります。くれぐれも失礼のないようにご訪問してください。
名前 |
高見観音堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
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