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| 名前 |
府中の名木百選「おみたらしのイヌシデ」 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
5.0 |
| 住所 |
|
イヌシデとは、カバノキ科クマシデ属の落葉高木です。シロシデやソロ、ソネとも別名されます。基本的には陽樹ですが、稚樹や幼樹には一定の耐陰性があります。高さ15-20メートルに達し、樹皮は灰白色でなめらかであり、縦に網目模様が出来ます。シデの由来は、花穂の垂れ下がる様子が注連縄(しめなわ)などに使われる紙垂(しで)に似ているからだそうです。イヌシデは、主にシイタケのほだ木や、庭園木として使われ、かつては炭材としても利用されました。また巨木になると樹形が美しいことから、地域の境界を示す境界木として植えられる事もあったそうです。さて、おみたらしのイヌシデは、浅間山の中腹にある小さな祠で守られたかすかな湧き水の傍らに生えています。「おみたらし」は「浅間神」がこのところより出現すると伝えられ、水神社(祭神:弥都波能売神[ミズハノメノカミ])も兼ねています。このイヌシデも、陽樹にも関わらず、幼木の時は他の木の日陰で耐えて大きくなるチャンスを待っていたのでしょうか。また、紙垂に似ている花や、境界木として使われる用途は、「浅間神」が出現し、神の世界と現世の境界である水神社に生える木として相応しいような気がしますね。1988年(昭和63年)8月選定樹高 23.0m幹囲 1.9m