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名前 |
蓮生寺跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
赤沼分家館跡地には1701年(元禄年間)、浄土宗鎮西派の蓮生寺が建立されました。栗田町の善導寺の僧、玄鉄が開基したそうです。その後300年ほど続いたのですが、明治時代に後継者が絶えて無住となっていたところに長沼地震でいよいよ荒廃したため、破却されたということです。この場所には今では、赤沼上組の集会所と延命地蔵堂、土蔵が置かれています。ここは、江戸前期に佐久間家の赤沼分家の屋敷があったのですが、さらに数世紀前には長沼の地頭領主島津家も分家館を置いていたそうです。してみれば、島津家分家屋敷、佐久間家分家屋敷、蓮生寺とこの場所にあったものが相次いで消え去ったということで、ここに立つと歴史の流れの無常さを感じずにはおれません。草地となっている敷地の南北の端にはそれぞれ一群の古い墓石や石塔・石仏が残されていて、いっそう寂寥感を誘います。