咸宜園跡で故郷を想う。
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遠思楼(えんしろう)は、咸宜園跡にある書斎です。文化14年(1817年)に一般の商家に建てられていたもので、嘉永2年(1849年)に現在の位置に移築したものです。1階に書庫があり、2階に書斎がありました。明治7年(1874年)には一時、中城町へ移されましたが、昭和28年(1954年)に現在の位置に移築復元されました。現在の姿は、平成9年(1997年)に解体、修復を受けたものです。
名前 |
遠思楼 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
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くにを遠く離れて学びに来た塾生たちが、厳しい授業の合間のひと時に、ここで故郷を思い出していたのでしょうか? 他藩からの学生さんが多い私塾でもあった咸宜園。そんな塾生たちを励ます為に、淡窓先生が贈ったのが有名な『休道の詩』ですね。寮生活をしていた学生さん達の、苦労がうかがわれる内容です。厳しい規律があり各自にきちんと役割分担が有ったそうです。ユニークなのは、事情のある学生さんの為に積み立てをして、貸付をしていたらしく、今で云う『互助会』制度も有ったようです。 因みに『学制』という言葉も、ここ咸宜園が発祥だと聞いています。