高良山のパワーを感じて。
高樹神社(高牟礼権現)の特徴
久留米市有形民俗文化財の狛犬が可愛らしい神社です。
高良山の入口をお守りする頼もしい神様が祀られています。
御手洗橋から近く、パワーを感じられる素晴らしいスポットです。
もともと高良大社のご祭神だったのに…という神話が。だけど造化三神の1柱様なので、高良の山に悪しきものが入らないように麓でガードしてくれているものと思ってます✨
高良大社の上り口の左手に鎮座する神社。第二鳥居の先に、高樹神社の沿革等の説明文が掲示されている。御祭神は高皇産霊神とあり、そもそも山王に鎮座していた地主神とある。多少なセンシティブな説明文に思えるが。
もともと高良山の地主神で、はじめ山上にいたが高良の神に宿を貸したところ結界を張られて戻れなくなったという伝説があるとのことです。以下、説明板の文章です。漢数字は算用数字に改めました。ーー◎高樹神社祭神は高皇産霊神[たかみむすびのかみ](造化[ぞうか]の三神の一)。古くは「高牟礼[たかむれ]権現」と称し、高良山の地主神と伝えられる。この神社はいわゆる国史現在社(正史=六国史[りっこくし]に名の現れる神社)で、「三代実録」元慶[がんぎょう]2年(878)11月13日の条に「筑後国高樹神に従五位上を授く」とあり、やがて正五位下に進んだことが天慶7年(943)の「筑後国内神名帳」によって知られる。もと地主神として山上に鎮座していたが、高良の神に一夜の宿を貸したところ、高良の神が神籠石を築いて結界(区画を定め出入りを禁ずること)の地としたため山上にもどれず、ここに鎮座するに至ったという伝説が、高良大社の古縁起に見えている。高良山の別名を「高牟礼[たかむれ]山」と称するのもこの神の名に因むものである。明治6年(1873)3月14日郷社に列し、大正11年(1922)11月24日神饌幣帛料供進[しんせんへいはくりょうくしん]神社に指定された。例祭日 12月13日。
御手洗橋を渡り、こちらに来ました。少し急な坂を登る必要が有ります。以下引用させて頂きました。不詳、国史現在の旧社にして、古より元高良山地主神とす。社地は明治十年に定めらる。同六年三月十四日郷社に定めらる。(福岡縣神社誌より)高樹神社祭神は高皇産霊神(造化の三神の一)。古くは「高牟礼権現」と称し、高良山の地主神と伝えられる。この神社はいわゆる国史現在社(正史=六国史に名の現れる神社)で、「三代実録」元慶二年(八七八)十一月十三日の条に「筑後国高樹神ニ従五位ヲ授ク」とあり、やがて正五位下に進んだことが、天慶七年(九四四)の「筑後国内神名帳」によって知られる。もと地主神として山上に鎮座していたが、高良の神に一夜の宿を貸したところ、高良の神が神籠石を築いて結界(区画を定め出入を禁ずること)の地としたため山上にもどれず、ここに鎮座するに至ったという伝説が、高良大社の古縁起に見えている。高良山の別名を「高牟礼山」と称するのも、この神の名に因むものである。明治六年(一八七三)三月十四日郷社に列し、大正十一年(一九二二)十一月二十四日神饌幣帛料供進神社に指定された。例祭日 十二月十三日。
久留米市指定の有形民俗文化財の可愛い狛犬。
謝りに来ました。元は高木神のいらっしゃった山。
高良の神に宿を貸したら、結界を張られ追い出された高木の神様。ここの狛犬は、300年経っているそうです。この神社の直ぐ上に社日神の石碑があります。
厳粛な場所です。
伝説では高良山の地主神が麓に追い出されたように聞こえるけれど、実際に拝んでみると高良山の門番のように見える。江戸時代には御手洗橋を通っていたようだから、ますます門番に見える。古くは「高牟礼権現」と称し、「三代実録」に「筑後國高樹神」と記す。神名を高皇産靈尊とするのはおそらく日本書紀に拠るもので、実際には古事記にいう高木神だったのだろう。憶測に過ぎないが、高木神とは高来山すなわち雲仙岳のことではないか。筑後平野からは雲仙が見え、雲仙温泉の温泉(うんぜん)神社は元は四面宮という九州総守護の神であり、筑紫国魂神社とも称した。高良大社に祀る高良玉垂命は正体不明、これが高木神の子孫ならば少彦名神の御兄弟かも。少彦名神にしても、高木神の子でありながら出雲の國造りに励むという捻れた話だし。高樹神社の名は、英彦山麓を取り囲むように立つ高樹神社に同じ。彼方は彦山修験の篭った大行事社が開化期に改名したもの。日吉信仰では、大行事権現とは瓊瓊杵尊の天降りを助けるため、高木神が猿田彦大神と化した姿。見たところ当社の位置と役割も、英彦山のそれにほぼ同じ、神仏判然令以前の姿はどうだったのだろうか。近くに豊比咩神社があったらしいのだが不明。高良大社本殿に併せ祀るとも。
| 名前 |
高樹神社(高牟礼権現) |
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| ジャンル |
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| 評価 |
3.9 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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この山の大家さん。高良玉垂命に一晩だけとの約束で貸したはずなのに結界張られて戻れなくなってしまったお人好し(お神好し)高樹神社の高御産巣日神今では麓のここで登っていく人たちを見守っているこの話好きだわー。