明治時代の医療建築、歴史を感じる。
日本赤十字社中央病院病棟の特徴
歴史的な建築物として保存された赤十字病院が魅力です。
大きな窓から差し込む日差しが心を明るくします。
鬼滅の刃の蝶屋敷に似た独特の雰囲気を持っています。
西南戦争が始まった時に放味方の区別なく負傷者を救談するために設立された博愛社を前身とする。この中央病院は、わが国が明治19(1886)年に万国赤十字条約に加盟した際、皇室から賜った御料地に建てられた大規核病院である。西洋の病院にならった分棟式で、9棟の病棟が中庭を囲んで配置された。設計監督は、赤坂離宮の設計者であり、日本最初の建築家4人のうちのひとり、片山東態である。ハーフティンバースタイルを基調とした洋風になっている。病技は高床で二重床とし、屋上には換気塔を設け、底下はガラス張りとなっている。防湿、採光、換気など病院建築として細心の注意が払われている。
ゴールデンカムイの尾形、二階堂、鯉登少尉がそれぞれ入院していた病院のモデル。
Red Cross Society赤十字社=レッド、クロス、ソセエティ。
◆写真撮りたくなるスポット。
赤十字病院はよく保存されており、軍医の気持ちは非常に強いです。(原文)紅十字醫院,很好的保存了下來,軍醫的感覺很強烈。
廊下の窓ガラスが大きくて、差し込む日差しに気分が上がります。
鬼滅の刃蝶屋敷にそっくりと言われています。確かにベッド、配置、窓など似てますね。聖地ですね。
手が込んでますね。それに比べ現代の建物は・・・
いいですな。年季の入った廊下と言い、昭和末期の木造校舎を思い出してしまった。こだわりのある部分も垣間見ることができて明治村のお気に入りのひとつになった。
| 名前 |
日本赤十字社中央病院病棟 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
0568-67-0314 |
| HP | |
| 評価 |
4.4 |
| 住所 |
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犬山市の博物館明治村にある「日本赤十字社中央病院病棟」は、明治時代の医療建築の粋を集めた貴重な建物です。もともとは1890年(明治23年)に東京・渋谷区広尾に建設され、1974年(昭和49年)に明治村へ移築されました。設計を手掛けたのは、赤坂離宮(現・迎賓館)などで知られる宮内省技師の片山東熊です。外観はハーフティンバー様式とドイツ下見板張りが特徴で、繊細な軒飾りや小壁の透かし彫りが施され、質素ながらも美しい意匠が随所に見られます。内部に入ると、当時の病室が再現されており、上げ下げ窓や両開きの鎧戸、そして高床式の廊下など、明治期の医療環境を肌で感じることができます。特に、屋根上の換気塔や高い基礎部分など、衛生面への配慮が随所に見られ、当時の最先端の医療施設であったことが伺えます。また、廊下には桐や竹、鳳凰を浮き彫りにした彫刻の額が掲げられており、これは病院本館の破風に飾られていたものです。この意匠は、日本赤十字社の設立に尽力した昭憲皇太后のかんざしのデザインを基にしていると伝えられています。明治村を訪れた際には、この「日本赤十字社中央病院病棟」に足を運び、明治時代の医療と建築美を堪能してみてはいかがでしょうか。その歴史的価値と美しさに、きっと心を打たれることでしょう。