昭和の重厚感、明治生命館へ。
明治生命館の特徴
静嘉堂文庫美術館で曜変天目茶碗など国宝を鑑賞できます。
昭和9年に竣工した鉄骨鉄筋コンクリート造のレトロな建物です。
マッカーサーが会議した歴史的な場所としての威厳があります。
昭和初期作で国の重要文化財。外観、内観どちらも圧倒する細部までのこだわり。建築当初の映像では、馬車がこの建物の前を颯爽と走り、とても絵になっていた。現在も丸の内の優雅さを担う建物の一つとなっている。設計は歌舞伎座、日本銀行小樽支店などを手掛けた岡田信一郎。ギリシアやローマなど古代の要素を取り入れた古代主義建築。鉄骨鉄筋コンクリート造、地上8階地下2階建てのオフィスビル。外装の柱は「コリント式」。古代ギリシャから生まれた基本様式の中で最も凝った装飾で華やか。エンタシス(膨らみ)もあり、上に行くほど細くなっている。ランタン型の照明器具もエレガント。1階の店頭営業室の上部は吹き抜けになっている。天井は漆喰と石膏の彫刻で、八角形の窪みに丸い花飾り。柱と壁は大理石。シャンデリアも品がある。2階には、会議室、食堂、執務室、応接室、健康相談室があり、内装は主に木材が使用されている。廊下にはメールシュートがあり、各階から投げ込まれた郵便物は、1階の玄関脇の私設郵便函に落ちる仕組みになっている。会議室は、重厚感が漂う。暖炉枠が実は空調設備。他、電気時計など当時の最新設備を完備。戦後、GHQに接収された際にはアメリカ極東空軍司令部として使われたため、マッカーサーが何度も訪れ、演説にも使用。食堂も他の部屋と同様に厳か。しかしながらも天井のアーチ型の梁には、葡萄と蔦がデザイン施されたレリーフがあり、少し柔らかい雰囲気がある。すぐ隣の配膳室には配膳用昇降機が3基あるのが特徴。
静嘉堂文庫美術館が10:00開館なので、その前に立ち寄りました。昭和の建造物として初めて国の重要文化財に指定されたという貴重な場所との事なるほど素晴らしい建物でした。ドラマ半沢直樹の撮影でも使用された会議室は重厚で、歴史の要人が集い重要な会合をしたというのに思いを馳せながら見学しました。建物の意匠がどこも美しくエレガントさを醸し出しています。西側通路沿いの各室からは窓越しに皇居の緑も映り込み、天気がいいのも相まって明るい雰囲気が広がっていました。貴重な空間を見学させていただき、有難い思いでいっぱいとなりました。
東京建築展2025で訪問しました。建築展だから公開されている7Fの講堂。歴史を感じるものでした。通常も公開されている2Fもついでに観覧。博物館のような重厚なものばかりでした。
以前から恋い焦がれていた曜変天目に会いに静嘉堂@丸の内へ行ってきました!重要文化財の明治生命館、建物好きでもある私は最初から大興奮です。1つ1つ素晴らしい美術品を堪能、夢に見た曜変天目!暫し言葉を失いました…いくつもの美術館へ行かせてもらいましたが、これ程凄い…素晴らしい、としか言葉が思いつかない美術品は初めてでした。心が捕まれたまま、美術館を後に…また是非、チャンスがあったら拝見したい!
静嘉堂文庫美術館がオープンして曜変天目茶碗や俵屋宗達の源氏物語関谷澪標図屏風など、国宝・重文の美術品を鑑賞しました。どれも素晴しいの一言です。当館が設けられたのは、重文建築である明治生命館で、見学可能らしいのでそれも合わせて楽しめます。
明治生命館があります。趣あります。明治生命館は、1934年(昭和9年)3月、3年7ヵ月の歳月をかけて竣工しました。設計は当時の建築学会の重鎮であった東京美術学校(現、東京芸術大学)教授岡田信一郎氏(※)です。古典主義様式の最高傑作として高く評価され、わが国近代洋風建築の発展に寄与した代表的な建造物と言われています。※建築家・岡田信一郎氏/1883年(明治16年)東京生まれ。東大建築学科卒。大正から昭和初期にかけて、歌舞伎座、ニコライ堂修復、日本銀行小樽支店など、建設当時から話題になった作品を多く手がけた建築家です。1945年(昭和20年)9月12日から1956年(昭和31年)7月18日までの間、アメリカ極東空軍司令部として接収され、この間、1952年(昭和27年)まで2階の会議室が連合国軍最高司令官の諮問機関である対日理事会の会場として使用されました。マッカーサー総司令官もこの会場で開催された会議に何回も出席しています。1997年(平成9年)5月29日、文化財保護審議会の答申によって、昭和の建造物として初めて国の重要文化財に指定されました。
事前予約制の美術館。東京駅丸の内出口でれば徒歩5-6分。新しくなった静嘉堂文庫美術館丸の内。予約時間の15分前に到着、出入り口の左側で暫し待つ。中央ホールを入ると右手に音声ガイドが600円。ギャラリー1~4ホールを中心に混雑具合を見ながら入れる。ギャラリー1では、先ずはよく鑑賞しようとする人で渋滞だけど2~4に行くと人々がバラけてくる。世田谷にあった時に見た曜変天目茶碗を又見たいと、混雑覚悟で望んだが全然余裕で鑑賞出来た。油滴天目茶碗も、俵屋宗達の屏風絵も一寸した人の波の合間に合えば一人で気兼ねなく鑑賞出来た。駅からは近いし、大富豪の縁の建物も豪華で計り知れない財力の賜物なんだなぁと思った。写真は天井しか撮れなかったけど国会議事堂が思い出された。
建物前の歩道で超大物アーティスト❤のジャケットが撮影されました。建築家岡田信一郎氏の設計。元にあった2号館は三菱一号館を設計のジョサイア・コンドル氏。失われた2号館も見てみたかったですが、岡田兄弟の作品も素晴らしいです。丸の内は大きな美術館ですね。皇居も含めて‼️
明治生命保険相互会社本社本館は、昭和9年(1934)に建設された鉄骨鉄筋コンクリート造、地上8階地下2階建のオフィスビルで、日比谷通りの東側、皇居馬場先濠に西面して建っている。2階から6階までのコリント式オーダーの列柱を並べ、2階から8階までは縦長の窓、1階はアーチ窓としている。堂々たる風格の洋風建築で、明治期以降に洋風意匠を導入した我国の建築の一つの到達点と高く評価されており、昭和期に建てられた建造物としては初めて重要文化財に指定された。設計監理は岡田信一郎と弟の捷五郎である。主な文化財(建築物)は下記・明治生命保険相互会社本社本館。
| 名前 |
明治生命館 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
03-3283-9252 |
| 営業時間 |
[木金月火水] 9:00~17:30 |
| HP | |
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
|
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明治生命館は東京・丸の内に位置し、1934年竣工、昭和期を代表する重厚な洋風建築として高く評価されています 。アクセスも良く、東京駅丸の内南口から徒歩数分という立地も魅力的です!重要文化財に指定された階層では、大理石やクラシカルな装飾、石膏のロゼットなど、緻密で上品な意匠に見惚れるとの声が多く、無料で見学できる点も好評です。また、昭和期から残るエレベーターのボタンや建具など、趣きあるディテールも感動を呼んでいます。戦後にはGHQが使用していた歴史があり、建物自体が東京の激動の時代を語る存在としても評価されています 。インテリアはまるで“ホテルのロビー”のようで、応接室や食堂、会議室など各スペースに家具や装飾がそのまま残っていて見応えがあります 。明治生命館は、歴史的建造物の趣と無料で見学できる気楽さが素晴らしいです。