多々羅しまなみ公園で村上三島に圧倒!
村上三島記念館(市立上浦歴史民俗資料館)の特徴
書道だけでなく甲冑や刀が間近で見れる、貴重な博物館です。
篆刻のコレクションが豊富で、素晴らしい書道美術を体験できます。
沿道には三島先生の文字があり、訪れる価値が高い場所です。
多々羅しまなみ公園から少し登った高台にある資料館。上浦歴史民俗資料館と名乗っていますが、展示の中心は当地出身の書家村上三島氏の書の作品です。館内は第一から第三まで展示室があります。第一展示室に並んでいた太田龍子氏の四国八十八か所紀行(写生画つき)が面白くて時間を取ってしまいましたが、この記念館の真髄は村上氏の扇面作品を展示する第二展示室、そして書の作品が並ぶ第三展示室ですね。特に、広い展示室の壁面一杯に書が掲げられた第三展示室は圧巻です。様々な書体の文字が、一糸乱れずという感じで整然と並び、三方から迫ってくる感じで、書について全く詳しくない自分もその迫力に圧倒されてしまいました。何より驚くのは、ここに並ぶ書のほとんどが、村上氏75歳以降に製作された作品であること。晩年まで創作意欲の衰えなかった村上氏の気迫が、一つ一つの作品からひしひしと伝わって来るようです。道の駅などからは少し離れていますし、書と言うとどうしても地味な印象があるのか、観客は少ない様子でした。でもここでは難しい知識がなくとも書の魅力を感じることができ、また展示室外の通路からは多々羅大橋やしまなみ公園の眺望も楽しめます。機会あればぜひ一度ご訪問をお勧めします。
歴史博物館の方に興味が有って立ち寄ったのですが、メインは村上三島氏の方で思っていたより展示物が多く圧倒されました。実は村上三島氏の事は全然知りませんで良い勉強をさせて頂きました。施設を外からパッと見ると照明が点いて無いので休館と思ってしまいますが安心して下さいやってます。尚、内部は全館センサー式の照明です。
大三島の美術館セットチケットがあったので、折角だし立ち寄るか、という程度に行きました。建物は古い病院を回想したのかな、という感じで、入るところまで機体はなかったのですが、展示物のよさに、閉館時間ギリギリまで見入ってしまいました。書家の村上三島(むらかみ さんとう)の作品、そして、彼の書斎で愛用されていた硯と墨と筆がずらっと並び、その一つ一つが素晴らしく、「墨」「硯」というものが、こんなにも魅力的なものなのだ、と、ここで気が付かされました。(それ以降、墨や硯に興味が出てきました。)館内は写真撮影が禁止だったんじゃないかと思います。(手元に写真が一切ないので、たぶんそうだったかなと。)なので、展示の様子を知ることができず、mapで見ても、以降かなと思わないでいたみたいです。文房具が好き、文房四宝の歴史的なものが見たい、書が好き、アーティストが好き、という方なら、ぜひ立ち寄ってみてください。他の大三島の美術館がデートで訪れるのもいい感じのところだとすると、ここは、一人で黙って書の世界にふけるところです。幸い?、人気のあまりないスポットのようで、人がほとんどいないので、静かにじっくり見れる最高の環境です。時間のたつのも忘れ、大三島にいるのだということも忘れ、過ごせます。写真は、その外観と、駐車場のあたりから見える海の風景です。この高台からの景色を見たい人もいるようで、そのニーズにこたえるような素敵な移動販売のコーヒー店が来ていました。(訂正します:しまなみコーヒーさん、というカプセルカーのような感じの店舗で、常設のもののようです)
書道だけでなく地元の歴史に関する所蔵もあり、甲冑や刀も間近で見れます。書道のコレクション数は膨大で見応えあります。
篆刻のコレクションもたくさんあり、素晴らしい書道美術館です。
休館だったので分かりませんが、日本で有名な書道家の作品が展示してあるらしいです。村上「さんとう」と呼ぶ。
ふだん書に触れていないだけに、新鮮でした。村上三島氏が、実際に作品を書かれている時の映像が流れていたのも興味深かったです。躍動感がありました。
書家の博物館。
沿道に三島先生の文字が!
| 名前 |
村上三島記念館(市立上浦歴史民俗資料館) |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0897-87-4288 |
| 営業時間 |
[火水木金土日] 9:00~17:00 [月] 定休日 |
| HP | |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
|
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書家・村上三島の作品や業績の展示を中心とした美術館です。しまなみ海道・大三島インターチェンジからすぐ、道の駅 多々羅しまなみ公園 にも近接しています。調和体、隷書、篆書、楷書、行書で書かれた三島の作品が展示されていますが、特に草書の書体は特徴的で、展示されている製作中の写真を見て、「なるほど、このような技法ならばこんな作品になるな」と納得しました。入場料は通常大人520円だそうですが、たまたま無料開館日に当たっていたため無料で入場できました。隣の生口島の平山郁夫美術館を訪れた際には、ぜひこちらにも足を運んではいかがでしょうか。