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名前 |
護摩堂(不動堂) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
本尊の不動明王(池旱不動尊)は藤枝市の有形文化財に指定されていています。護摩堂の入口の扁額は本多伯香守正矩、奥の扁額は土岐丹後守頼稔といずれも田中城主の書とされています。鬼岩寺には静照上人の大蛇退治伝説があります。平安末期の長安年間(1163〜1164)、鬼岩 寺の南方の大池に大蛇(竜)が住みついていた。この大蛇は池の近くを通る人々を次々に飲み込んでしまうので、村人たちは困りはてていた。鬼岩寺の住職であった静照上人は養和元年(1181)に池のまわりの丘に七ヶ所の護摩壇を築き、天台宗三井寺開山の智証大師円珍(814〜891)が刻んだ不動明王を祀り、大蛇退散の不動護摩の修法を行った。その法力によって大蛇は封じ込まれ、池の水も干上って陸地となり、田畑として利用できるようになった。霊験あらたかなこの不動明王は、承安三年(1173)に村人によって鬼岩寺境内に不動堂が築かれ 安置された。そのために「池旱不動(いけほすふどう)」として、志太の人々に篤く信仰されています。