重森三玲の幾何学模様、静寂の北庭。
方丈北庭の特徴
昭和を代表する重森三玲の庭が魅力です。
幾何学模様が特徴の北庭で癒やされる空間です。
空いているので、ゆっくり庭を楽しむことができます。
市松模様の苔庭を期待していましたが、夏枯れがひどく期待外れでした。季節を変えれば綺麗なのでしょうか。
北庭は南側と異なり幾何学模様となっている。作庭家 重森三玲によって昭和十四年に完成したものとのこと。
東福寺には昭和を代表する重森三玲さんの庭がある。方丈を囲んで北、東、南、西庭と4つの庭である。この庭の使われている岩や石が再利用されたものだったとは✌️一番有名なのがこの北庭、綺麗な市松模様。緑は苔、白い部分は敷石で奥に行くにつれて市松模様がまだらになり、やがて消える。これはぼかしと言うらしい。日本画を習っていた三玲さんならではの表現と説明を聞いて初めて理解出来た😉で、この石は恩賜門で使われていた敷石、要は再利用したものという。東庭は北斗七星を作っている。北が上手くいったので、じゃあここもとお願いすると、東司のお手洗いの中柱の礎石の余ったものを再利用したと…更に南庭は6mの長い石が寝ている。奥に有る苔は京都五山に見立てたものらしい。中に穴の空いた岩は使わざるを得なくて仙人が住む蓬莱山として使ったそうだ。恩賜門だけが明治期の唐門の代表作らしい😒。
枯山水の南庭と違った趣向となっている。手入れされた苔と石の市松模様がとても美しい。周囲を楓などの木々に囲まれて、新緑の季節は青々しく映える。板の間に座ってぼんやり眺めていた。時の流れがゆっくり感じる。きっと紅葉の季節は色彩豊かな景色を創るだろう。
2022年9月旅行社主催の京都魅力再発見キャンペーンツアーで立ち寄りました。紅葉時が有名ですが青もみじも綺麗でした。お庭が素敵だと思います。山水の石庭は趣きがあります。特にこの方丈庭園は京都の魅力再発見できるものだと思いました。
幾何学模様で有名な北庭ですが、夏場は苔が枯れていました。こちらは、冬場に訪れた方が良さそうです。
こちらは空いているのでゆっくり庭が見れます。
名前 |
方丈北庭 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.4 |
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近代の作庭家である重森三玲の代表作。市松模様のコケが特徴的な庭園です。高台寺の庭園同様、重森三玲は日本庭園に幾何学文様を取り入れるのを得意としています。そしてその市松模様が、縁側の近くと遠くで密度が変わります。見ていて面白いだけでなく、それがこの庭をより美しくしています。またこの庭の北側は崖になっていて、底に三ノ瀬川が流れています。通天橋の周囲のカエデ並木が、この庭の北側まで続いています。ですから秋になると、市松模様のコケの緑とカエデ並木の紅の対比を楽しむことができます。