杉本博司のガラス階段、神秘の絶景。
家プロジェクト「護王神社」の特徴
杉本博司氏による独創的なガラスの階段が魅力を引き立てています。
江戸時代からの歴史を持つ護王神社が現代アートとして再建されました。
本殿の白い玉石とガラス階段の融合が神聖な空気感を演出しています。
解説の人に色々聞いてから鑑賞するとこの作品の深さが分かると思います。ただ、ここも解説の人のアクが強い。鑑賞する前にお参りを強要。確かに実際の神社だから神様への礼儀は必要でしょう。ただ、日本人でも色々な信仰を持っている人がいるのに、ちょっとそれはダメなんじゃね?と思いました。この作品は古代の神社をモチーフにして作られたんだそうです。瓦ではなく板葺き、そして拝殿も相撲の土俵のような形に。神殿へのガラスの階段は直接神殿に繋がっておらず、人には行けない場所であることを表しているのだそうです。そしてこの階段、どこから来ているのか、、。これは石室を鑑賞してのお楽しみ。日本神話を知っているひとなら、もしや、、と思うでしょうね。
杉本博司氏の作品。光や水平線など緻密な計算のもとに設計されている。ガラスの階段は地中に続き、ガラスを通じてさしこむ光が幻想的。往来のできない狭い通路を進み、帰りは目の前に広がる水平線と対面できる。
瀬戸内芸術祭期間中に行きました。家プロジェクトの1つ。ラウンジで1000円のパスポートを購入すると6カ所ほどが見る事が出来ます。海までが一つのアート作品のようで、とても素敵でした。
2002年再建された護王神社は杉本博司作品でもある。直島で必ず訪れる場所です。初めての方は事前に杉本博司著「苔のむすまで」などを読まれることをお勧めします。
杉本さんは木や石といった自然の素材を扱うイメージが強かったので、ガラスの階段には少し意外性を感じました。デザイナーとしてのバックボーンと合わせてみると、特に素材のチョイスに深みを感じられる作品だと思います。
中に入るとびっくり。
本殿の階段がガラスでした。参拝のあと、案内の方から懐中電灯を持って地下に行くように教えて頂き入って行くと。ガラスの階段が地下まで伸びていました。感動です。
神社をアートとして改造するのは罰当たりでは無いかとも感じた。まさかガラスの階段を下のアングルから見られるとは思っていなかった。
景色に感動しました。
名前 |
家プロジェクト「護王神社」 |
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ジャンル |
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電話番号 |
087-840-8273 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.4 |
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2022/10 好天の日曜日の昼頃に行きましたが、観賞者もまばらでほぼ独占状態でした。「護王神社」は本村地区の氏神が祀られていられる同神社の改築に合わせて、2002年に杉本博司氏が設計し改築した作品。本殿と拝殿のほか、地下に石室があり、そこと本殿はガラスの階段で結ばれています。石室は懐中電灯を借りて横から回り込んで入ることが出来てなかなか見応えがありました。護王神社に行くには登り坂と階段があるのでちょっと体力が要りますが、行く価値はあるかと思います。