ひっそり井戸の静寂体験。
戸川陣屋井戸(妹尾陣屋)の特徴
奥まった場所にひっそりと存在する歴史ある井戸です。
令和7年に訪れた記憶が刻まれた特別な空間です。
隠れ家的な史跡で、静かな時間を楽しめます。
奥まった場所にひっそりと存在する井戸。戸川家については早島駅付近の記念館や跡地で知ることができる。かつては貴重な水の供給源として多くの人に有り難がられたに違いないが、今は蓋をされその役目を終えている。昭和47年、岡山市指定有形民俗文化財として登録された。
| 名前 |
戸川陣屋井戸(妹尾陣屋) |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 営業時間 |
[火水木金土日月] 24時間営業 |
| 評価 |
3.8 |
| 住所 |
|
|
ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
|
周辺のオススメ
令和7年4月某日、出張の際訪問しました。興味がなければ気にせず通り過ぎるであろうひっそりと佇む井戸です。今と違って蛇口ひねりゃお水がドバドバ出てくる時代じゃないのでとても大切な井戸だったのでしょうね。だからこそ今でもしっかりと現存してるのでしょうね。以下、HPより引用です。妹尾地区は、古くは吉備穴海に浮かぶ島の一部であり、海が埋まって本土と陸続きとなり、干拓で水田の広がった江戸時代に至っても、大半の地の井戸が塩水であり、生活用水は極めて貴重な「資源」でした。江戸時代初期には庭瀬藩の領内でしたが、寛文9(1669)年に戸川安宣が3代目藩主に就いたときに、弟の安成がこの地で1500石を分与されて旗本となり、妹尾知行所を興し、陣屋を構えて治世にあたりました。陣屋の南山すそに陣屋や家臣たちの町屋の水源確保を図るために設けたのが、戸川陣屋井戸で、明治維新により陣屋が廃止になった後も、飲料水の不足に悩むこの地の人々に利用され続け、今日まで往時の姿を伝えています。井戸は、花こう岩切石の組み合わせ造りの正方形の井筒があり、井戸端も花こう岩切石で敷かれており、4本の柱に支えられた入り母屋造り本瓦葺(かわらぶ)きの覆屋が設けられ、井戸としての本格的なたたずまいをなしています。陣屋の取水施設とはいえ、この地での井戸の重要さを物語っているといえます。