山口瞳の『血族』で味わう、価値ある焼け跡。
料亭小松跡の特徴
大寄せの茶会でも使用された、由緒ある料亭の雰囲気が魅力です。
山口瞳の小説血族に登場する、文学ファンにもおすすめの史跡です。
焼け跡の景観が美しい、歴史を感じる一見の価値があります。
高校の茶道部に在籍していたときに大寄せの茶会で利用しました。海軍料亭だったと知ったのはそれからだいぶ経ってから。とても印象的な建物で、いまだに夢に見ることがあります。火事で焼失したと聞いたときはどれだけ悲しかったことか。いつまでも語り継がれてほしいです。
一度だけですが、この料亭で飲みました。
山口瞳の私小説「血族」の中で登場します。横須賀のことを話すのが嫌いだった母が懐かしいと言ったという一節がありました。
焼け跡すらも一見の価値あり。
名前 |
料亭小松跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.9 |
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旧海軍の関係者がよく利用した料亭でした。彼らはこの料亭を「パイン」という愛称で呼んでいたそうです。私も一度利用してみたいと思い予約の電話をしたのですが、利用者が私一人だったので断られてしまいました。それでもいつかは行ってみたいと思っていたのですが、まさか火災で全焼してしまうとは思ってもいませんでした。こちらには山本五十六や米内光政など有名な海軍関係者が揮毫した数多くの書があったと思いますがそれらも全て文字通り灰燼に帰してしまったのでしょうか?嗚呼!私が訪ねた時には工事車両が入って作業をしていました。何か新しいものができるのでしょうか?