早川町の赤沢宿、秘境の魅力。
赤沢宿(重要伝統的建造物群保存地区)の特徴
南アルプスの秘境赤沢宿に是非訪れたい。
身延山と七面山を結ぶ修験道の一部に位置しています。
歴史ある宿場町で、身延山参詣の拠点として最適です。
CyclingFriends の「2025.6.28 早川町の集落巡りライド」に参加してこの場所を訪れました。赤沢宿は、春木川を隔てた対岸に七面山を望む身延山の中腹にあります。この春木川は糸魚川・静岡構造線上を流れる川で、赤沢宿側の身延山は伊豆と同様に海底火山が隆起した台地です(隆起したのは伊豆よりずっと早く1500万年前頃です)。対する七面山はそれより500~1000万年前に海底に堆積した砂や泥が岩となって本州(西南日本)にくっついた付加体(四万十帯)です。七面山が崩れやすいのは、出来立ての泥岩砂岩互層が硬い海底火山(身延山)に圧迫され続けてきたから と言えそうです。「伊豆衝突帯」が本州に実際に衝突している現場を見たのは今回が初めてでした。
東に身延山、西に七面山、そのほぼ中間の谷間、身延側の斜面に位置し、両山への参拝客のためになった小さな集落。現在でもアクセスは悪く、普通乗用車同士でもすれ違いが厳しい狭隘区間を通らなければならない。見所は多いとは言えないが、こんな山間の何もないところでボケボケできるような余裕が欲しい。
早川町に遊びに来たついでに行きました。道中までの道路が狭いため対向車が来たら怖い感じです。車2台すれ違って何とか隅に寄せて行くことができました。辿り着いた先に昔の面影の残る宿場町の風景が広がっていました。ほとんどの建物の中には入れない状態です。唯一清水屋さんという休憩所だけが中に入ることが出来ます。あと坂が急なので歩くの結構キツかったです💦
身延山久遠寺参詣と合わせて南アルプスの秘境「赤沢宿」に初訪問しました。中世のころから聖地身延山と霊場七面山とを結ぶ参道の宿場として知られてきた赤沢宿は、昭和30年代頃から利用者の激減と共に秘境化した南アルプス山中の小さな集落とのこと。立派な造りの溝中宿などの町並みが残ることから国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。なお、宿場までの道は大変狭いので車の運転には注意が必要です。
早川から細道をたどり赤沢集落へ向かう。かなりの坂道、七面山登山口が右下に見えると山村が見えてくる。お寺の駐車場から散策開始、身延山から続く信仰の道をたどる。石畳にはかつての身延山から七面山の中継宿場町の趣が漂う。地元の方に七面山参拝の回数を尋ねたところ400と答えてくれた。
身延山参詣の宿場町。山間集落の宿場町は珍しい気がする。観光客は全くおらず、いい感じだった。石畳も「歴史的」な感じがする。
早川町の赤沢宿。身延山を経て七面山へ参詣する講中(江戸時代に大流行した参詣サークル)が利用する宿場町。観光地化された旧街道とは異なり、往時の雰囲気がそのまま残されている。基本的に、集落までのアプローチ道路も狭く、集落内はほぼすれ違い不可能。生活道路でもあるので、軽以外は集落入口付近の駐車場に車を停めて歩くのが無難でしょう。というか、のんびり歩いて風景を楽しんでこその良さがあります。集落自体が急斜面にあるため、坂ばかりなので足に自信がない方は注意が必要です。集落内にある、無料の休憩家屋にはきれいな水洗トイレもあり、安心して思う存分散策を楽しむことができます。県内に住んでいても、なかなか足を伸ばせなかったのですが、もっと早く行けばよかったと思いました。
身延山と七面山を結ぶ修験道の最中にある宿場町です。この集落は時間の流れがとてもゆっくりで、行く度にのんびりした気分を満喫できます。日本の美しい集落に登録されているように、とても美しい景観が広がっています。集落は高低差こそありますが、そんなに大きくはないので、歩いてぐるっと回ることができます。駐車場はとくにないので、車で行く際は注意をしましょう。一応、集落の上部にあるお寺の裏に車を数台停めることができるスペースはあります。
名前 |
赤沢宿(重要伝統的建造物群保存地区) |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/cultural/kenzoubutu.html |
評価 |
4.4 |
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こんな貴重な場所が山梨に残っているとは思いしなかった。街道が好きで、馬籠、妻籠、奈良井、関など巡ったが、ここ以上の宿場は存在しない。規模は小さいが観光地化されておらず大型バスが入ってこないため、外国人はおろか、日本人もほぼいない。まるで時代劇の舞台にいるかと思われるが、しかし生活している人々の息遣いは確かにしている。