江戸時代の砂防遺構、滝本川の景色を探訪!
滝本川沿いに造られた江戸時代後期の砂防遺構がケーブルカー滝本駅下のバス折り返し場にあります。滝本川は1742年と1859年に起きた川の氾濫によって、周辺に甚大な被害をもたらしました。安政の大洪水(1859年)のあと、名主であった北島左門は付近の住民の安全と繁栄を願って、この洪水防石を設置したのです。水害を永久に防ぐとともに、過去二回の大洪水の事実を銘文として刻んだ貴重な自然災害に関する歴史的遺産です。この遺構は、大規模な洪水や土砂災害が頻発する現在、それにどう対処するのか、そして災害の記録を残し後世に生かすことが必要であることを教えています。
名前 |
滝本の洪水防石 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.0 |
周辺のオススメ

自然災害伝承碑。バスの折返所近くにあり、この付近に駐車することはできません。近隣の駐車場から徒歩で。1859年7月にあった洪水による滝本川の氾濫を機に、そこからの水を堰き止めるため大きな石を置いたもので、当地にはその遺構があります。ただ、すぐ近くに車が停まっており、あまり十分な見学をすることはできませんでした。もう少し貴重な文化資源が大事にされれば…