香川の長尾衝上断層探訪!
長尾衝上断層の特徴
長尾衝上断層は、1960年に発見された貴重な逆断層です。
南側の花崗岩類が堆積物の上にのし上がった地質です。
香川大学名誉教授の斎藤実によって明らかにされた史跡です。
長尾衝上断層は、香川大学名誉教授の斎藤実が1960年に発見した逆断層です。香南町から大川町に至る約24キロメ―トルの活断層です。その一部が地表面に現れているのが長尾衝上断層です。この崖では上から花こう岩、流文岩、スルト層、礫層です。この崖では本来、花こう岩の上に、シルト層や礫層が堆積していましたがその後の地殻変動により、花こう岩がのし上がりました。このような断層を逆断層といい、断層面の傾斜が30度より小さくなると衝上断層といいます。最近の活動時期は9世紀から16世紀にありました。一般的には3万年程度の周期である。
長尾断層は、南側の花崗岩類が第四紀堆積物の上にのし上がった逆断層す。香南町から大川町にまで長さ約 24km が活断層とされています。ここでは、長尾断層が露出した崖が「長尾衝上断層」として、香川県指定天然記念物にしてされています。 ここでは、長尾断層の最新の断層活動による地表のずれで、長尾断層の地震の跡をみることができます。長尾断層の最新活動時期は、 9~16 世紀であることが調査から明らかになっています。香川県においては、今後近い将来の活断層地震の発生が危惧される断層です。
| 名前 |
長尾衝上断層 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
2.5 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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亀鶴公園を通るたび「県指定天然記念物」を見たいと思っていました。時間に余裕があったので寄って見ました。県道からは資材置場に見えますが、駐車場もあり極短いながら観察する歩道、説明板も完備していました。2006/4/20に撮影された写真(香 川大学の卜部厚志氏のものです)を見るとはっきり逆断層になっています。しかし今は土砂に覆われ全く何も解りません。筆者を含めて素人がこの状態で見るのは無駄です。教育委員会はもう少し気を使って欲しいものです。