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名前 |
サモトラケのニケ |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.8 |
最初にこの彫像を見た印象は『怖い』でした。まだ朝早い暗い時間だったことも有り、首なし、腕なしのその姿は、自分の網膜にハッキリとした印影を残すに違(たが)わぬ異形の者の姿に見えました。元々のサモトラケのニケ(本物)は発見された時1118個の断片で発見されました。大理石のニケ像はいくつかの部分を接合して作られていましたが、発見時はすべて外れており、そして頭部と両腕は見つかりませんでした。左翼は完璧な姿に再現されましたが、右翼上部は石膏で復元されています。ギリシア彫刻の傑作サモトラケのニケはエーゲ海のサモトラケ島で1863年に発見されました。作者は不詳。戦いの勝利を祝福する女神として知られています。ニケ像は頭部が今も見つかっていないからこそ、人々の心に印象付けているのではないでしょうか。