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| 名前 |
長久保宿問屋(小林家) |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
長久保宿は、火の見櫓の手前で右折して東に向きを転じます。ここからは山に向かう坂道になり、笠取峠までずっと上り坂が続きます。ここは、依田川河岸の一番上の段丘に位置しますから、この坂道はもはや段丘を上る道ではなく、山の山麓から山腹にいたる斜面を上ることになります。この角地の内側には旅館「濱田屋」があります。この旅館は、建物が横町と竪町にまたがるカギ型に並び連結されています。おそらくこの宿場では一番恵まれた立地条件です。ひとつ建物をおいた隣には、長久保宿の問屋を務めていた小林家の町屋家屋があります。問屋とは、貨客の街道沿いの輸送の継立て業務を担う家側業で。富裕な家門が任命されました。宿駅制度の輸送システムを担う職務です。この建物は「本棟造り」です。そして、これに中山道沿いの町屋に特有の出梁造りが組み込まれていて、二階の床桁が一階よりも外に出ている形です。中山道宿場町の商家の町屋では、本棟造りでも妻面の両側の屋根端に「雀踊り」または「雀脅し」を乗せていることはめったにないようです。長久保宿の問屋小林家でも、そういう装飾はありません。