享保の庚申供養仏、歴史に囲まれて。
庚申塔の特徴
木々に囲まれた静かな環境で、心を落ち着けられます。
享保14年に建立された庚申塔は、歴史的な価値があります。
三猿が彫られていないユニークなデザインが特徴的です。
木々に囲まれていますね。
この庚申塔は享保14年11月(1729年12月)に旧東海道の裏道に「原家」が建立したものです。馬のメドとの説明ですが、馬場2丁目からメド坂が旧寺尾城に続いていました。メドは馬の尻の穴の意味で、坂の入口を意味するようです。また馬の通行路である馬道を「めどう」からメドと呼んだという説もあります。建立当時は道祖神として悪霊を封じていたり、行き倒れの面倒を看てきたと記述されています。管理は代々、原家が馬場大師の馬奉行として行い、現在もその子孫に引き継がれています。地蔵菩薩の顔が欠けていますが、これは願掛けで石打がくり返えされたり、病人が出た家族の中には欠き取り破片を持ち帰る者がいたことからと思います。ガンガン地蔵の風習を真似たのでしょうか。
| 名前 |
庚申塔 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
3.3 |
| 住所 |
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内路の庚申供養仏と同じく三猿が彫られていないタイプ。どちらも享保の作なので、もしかしたら当時の流行だったスタイルだったのかもしれない。