西原町我謝の烏帽子井で心癒す。
烏帽子ガー(ユブシガー)の特徴
西原町我謝に位置する、烏帽子井の歴史的な井戸跡です。
運玉森の麓にある標高43メートルの拝井泉です。
柳田国男の天女伝説にゆかりの深い史跡となっています。
googlemapの道路突き当たり右側に車が転回できるスペースがあり、その先にあります。
史跡の一つ※引用ユブシガーは我謝集落北西部、運玉森の麓標高43メートル前後に位置する拝井泉である。『琉球国由来記』(1713年)には、我謝にある聖地としてエボシガワノ嶽(神名、君ガ御水主ガ御水ノ御イベ)とみえる。かつて、この井泉で聞得大君加那志らによって毎年2、3月に祭祀がおこなわれた。昔、古波津爾也(こはつにや)という人が、その井泉を自分の烏帽子で覆い農耕に用いたのにちなんで、そこをエボシガワと称するようになった。また、井泉にまつわる天女羽衣伝説がある。現在の井泉の形態は掘抜き井戸形式で、周囲は琉球石灰岩の野面積みによって、長方形状に構築されている。井泉の前縁に接して、珊瑚石灰岩製の香炉が1基安置されている。井泉の規模は、奥行き50~60センチ、幅センチ、深さ250センチを測る。
烏帽子井の天女伝説柳田国男『南の島の清水(海南小記に掲載)』より☆原文ママ西原間切我謝(にしはらまぎりがじゃ)の烏帽子井(えぼしがー)という泉であり、農夫も小波津仁也(こはつにや)という別の家の先祖であった。この天女のみは天へ還る時に、二人の一児をつれて往ってしまったと伝えられ、一つ話の一つ天女の事とは認めにくくなっている。しかもこの井は永く霊泉であって、元禄三年以降にも三年に一度ずつ、中山王国の斎宮(さいぐう)女王たる聞得大君(きこえおおきみ)が、親しく到り拝したもうほどの崇敬であった。井の上には神の御嶽があり、その御名は「君が御水主が御水威部(きみがおみずぬしがおみずいべ)」、疑うところなくこの泉の神であった。
| 名前 |
烏帽子ガー(ユブシガー) |
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| ジャンル |
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| HP | |
| 評価 |
3.6 |
| 住所 |
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西原町我謝に有る井戸跡(拝所)です。近くには、「史跡 新井(御拝領井)」、「我謝の前の井」が有ります。沖縄の家の屋根に給水塔が有る事からも昔から水が如何に貴重であったかが伺いしれます。