南方熊楠の遺族寄贈の資料館。
南方熊楠顕彰館・南方熊楠邸の特徴
南方熊楠の生家があり、彼の足跡を感じることができる施設です。
粘菌研究に特異な足跡を残した偉大な研究者、南方熊楠の資料が充実しています。
静かな住宅街に佇む、立派なお庭を含む南方熊楠邸と顕彰館が並んでいます。
田辺市にある南方熊楠顕彰館、南方熊楠邸。目の前に駐車場🅿️もある。白浜にある記念館と合わせて見るとさらに南方熊楠の偉大さがわかると思う。
静かな住宅街の一角に資料館と邸宅が隣り合わせになっている。資料館の展示は小規模だけど見やすく、2階には膨大な資料が置いてあり読むことができる。顕微鏡で生きた粘菌(オートミールで培養されている)を見ることができ、なんというか自分の世界が一段階広がったような感覚になった。1Fの奥には一般公開されていない資料がたくさん保管されているようだ。隣には熊楠が半生を過ごした邸宅がそのまま保管されている。なんと熊楠の妻・松枝さんの親族にあたる方がいらっしゃってお話することができた。こちらの疑問になんでも答えてくれ、どこの文献にも載っていないであろう貴重なお話を聞くことができ、生き証人(幼い頃に熊楠邸に出入りしており、長女の文枝さんとも親交があった)の生のお話に深く感動した。大変思慮深い素敵な女性だった。いつまでもお元気でいてほしい。よく晴れた日の、風の気持ち良い静かな庭にて。
南方熊楠の遺族から田辺市に寄贈された資料と蔵書を保存し、旧邸を展示するための施設です。立派な箱モノはあるものの展示内容はさわり程度で、資料と蔵書のほとんどは非公開の書庫に収納されていて、ここの一番の見ものは、熊楠が実際に暮らし、研究と著述に没頭した旧邸にあります。定職についたことすらないのに貴重な書物を買い漁り、鯨飲をくり返していた熊楠は、父の遺産を使い果たした後は、造り酒屋として成功した弟からの支援で暮らしていました。癇癪持ちで怒ると手が付けられない、多汗症で夏場は裸で過ごしたなど、破天荒なエピソードには事欠かないのに、住居はおどろくほど普通です。建物そのものに魅力は感じないものの、ここで熊楠が思索し、著述していたかと思えば興味もわきます。
あまり世に知られていない南方熊楠の生家があります。熊楠先生の遠縁にあたる女性が今までのいろんな話をしていただいてとても楽しい時間が過ごせました。自治体が保護活動をしっかりと続けて、後世に誇る偉人として紹介できる場を残していただきたいと強く思いました。多岐に渡り、あらゆる学問を並列して考えた熊楠先生の努力と培われた才能は驚嘆するべきものですが、日本の将来を担う子どもたちはきっとこの感動を共有してくれるものと願ってやみません。
資料館は無料、邸宅跡は350円。1時間ほどでも回れるスペース。
施設に入ると、学校の理科室の香りがして、一気に学術的な気分になります。実物の粘菌を初めて観ましたが、これは一見の価値有りです。無料駐車場がありますが、信号による片側通行になっています。坂も歩くにはキツイ。
粘菌研究で有名な南方熊楠は1904年(明治37年)以降、田辺に定住して研究を続けました。市街地の一角に彼が3年ほど過ごした家が遺されており、その隣に熊楠の顕彰館があります。顕彰館の入場は無料、熊楠邸の見学は有料(350円)です。顕彰館の内部は木の柱や天井が美しい、明るい雰囲気です。1階の展示では、彼の生涯と多方面にわたる研究成果が、たくさんのパネルで説明されています。単なる学問研究だけでなく、今でいう自然保護、エコロジーにもつながる思想を彼が抱いていたことがわかり、興味深い内容です。2階には熊楠の自筆のスケッチなどのほか、実際に粘菌を顕微鏡で観察できる場所などもあります。熊楠の全体像を知ることができる顕彰館ですが、この施設の最大の目的は、2000年に遺族から寄贈された膨大な蔵書・資料を保管することにあるのですね。今は1階のガラス窓から覗いて見るだけですが、保管室の棚を埋め尽くす書物や資料の山には驚かされます。彼の日記とか、まだ解読が進んでいない資料も多いとか。今後も新しい発見があり、知の巨人ともいわれる熊楠のイメージがさらに塗り替えられていくかもしれません。
紀伊田辺駅から近いです⁉️孤高の科学者で生物学、人文科学など多方面で研究し、特に粘菌(変形菌)の研究、民族学、宗教学に特異な足跡を残した⁉️研究拠点としたのが自宅の畳間で旧居が保存されています⁉️
立派です。展示の方は無料なので、気軽に入ると良いでしょう。となりの昔の住居の方は、有料です。駐車場は、道路を挟んで反対側にあります。
名前 |
南方熊楠顕彰館・南方熊楠邸 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0739-26-9909 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.2 |
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南方熊楠は田辺を代表する偉人の1人です。日本の博物学者であり生物学者・民俗学者でもあります。生物学では粘菌の研究が素晴らしく昭和天皇にも進講したほどです。南紀白浜にも南方熊楠記念館がありますが、こちらはかつて南方熊楠が生活していた旧居があり研究に打ち込んでいた時代の様子を感じ取る事ができます。無料駐車場も用意されています。2023年のNHKの朝ドラの「らんまん」の主人公牧野万太郎とも接点のある人物です。