もみじして、落葉の句碑で感動。
二蕉庵紫香句碑の特徴
もみじして 落葉して 呵々 朽ば哉と書かれた句碑が魅力的です。
鎌田三伯の本名を知ることで歴史を感じることができます。
山口市宮野下に位置する、深い趣のある史跡です。
▼ 本名は鎌田三伯。熊本県飽託郡出身の智将でした。▼ 一説によると、彼は江戸の幕臣で、隠密として山口に潜入していたと伝えられます。けれども山口が気に入って、そのまま山口に住み着いたんだとさ。自由かよ!俳句に目覚めたのは維新後、横浜在住の頃。山口県に移り住んでからは、「防長新聞」に入社して俳句の撰者となったこともあるとか。居所はここ宮野で、近隣の青年に俳句を教えたそうです。▼ そばに立つ解説板は、実は少し説明不足で、「朽ば哉」と釈文されていますが、碑をよく見ると「朽は可南」とあります(「者」は「は」と読みます)。また、署名は「二セ越(にせお)」と記しているようです。ここは、松尾芭蕉が「はせお」と署名したことを明らかに意識していることが伝わり、なんかカワイイっス!(『山口市史 各説篇』(1971)p.631f/『やまぐち郷土読本』山口市教育委員会(1988)p.94を参考に記す)
「もみじして 落葉して 呵々 朽ば哉」と書かれた句碑があります。お隣には、お地蔵さまがいらっしゃいます。
| 名前 |
二蕉庵紫香句碑 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
3.8 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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一体、どういった感じの方でしょうか??二蕉庵紫香は、俳諧師で漢方医であり、本名は、鎌田三伯です。天保10年1839年頃に、江戸で生まれて、明治43年1910年頃に山口市に移住しました。晩年日は、宮野の桜畠(さくらばたけ)で過ごしました。なるほど。それで、この桜畠に石碑があるんですね。そして、漢方医でもありました。もはや、私は、この方の名前に蕉の文字が入っていますから、松尾芭蕉に関係する方かと思いました。