向原古墳で珍しい発見を!
向井原古墳の特徴
天霧山の北端に位置する、歴史深い向井原古墳です。
珍しい形式の円墳と横穴式石室が魅力的です。
輝くビニールハウスの中で遺跡を楽しめるスポットです。
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今日は天気が良いのでサイクリングで古墳のある山の付近迄行きました。
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| 名前 |
向井原古墳 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 営業時間 |
[火水木金土日月] 9:00~17:00 |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
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天霧山(標高381m)の北端の葡萄畑のビニールハウスの中にある向原古墳は円墳1基(墳丘径約10m現状)の墳丘に横穴式石室が2基があり、1墳2石室と云う珍しい形式です。この形式の古墳は県内には善通寺の北原2号墳が同じ形式です。これは紀伊半島に多くあり紀伊氏特有の墓制だと云う研究者もいます。ここ善通寺、多度津に何らかの紀伊との関係性が有ったのかも知れません。当古墳は石室が1基のみ現存しています。北側に開口しており、羨道はほぼ破壊され基底部のみ残っています。玄室は玄門から完全に残っており、天井がドーム状に高まる段の塚穴型と呼ばれる県下では珍しい構造をしています。段の塚穴型とは玄室に広い空間を確保するため平面プランを太鼓張りに側壁を胴張りとし天井を斜めに高く持ち送るドーム型にしたものです。徳島県美馬町に太鼓塚古墳(径37m、高さ10m)、棚塚古墳(径20m、高さ7m)の円墳2基がすぐ近くに並んでいます。段の塚穴の玄室を持つので有名です。他にも類似する玄室を擁する古墳は徳島県西部の旧美馬郡に32基存在します。徳島県西部とは猪ノ鼻峠を越えると以外に近い位置にあるので交流が有ったのでしょう。墳丘(現状) 盛土墳、円墳直径約10m 高さ約3m(元々は石室が西側開口でもう1基有った時は15〜20mクラスの墳丘だったと思われます。)玄室 長さ2.4m 幅2.2m 高さ2.4m 玄門は完存しています。羨道 長さ3.7m 幅1.1m両袖式 段の塚穴型6世紀後半築造遺物 刀身、有柄異形須恵器30点多度津町指定遺跡当古墳は個人の方の私有地(葡萄畑)ですので必ず許可を取ってから見学して下さい。冬場以外は葡萄を傷める可能性がありますから冬場の見学がお勧めです。