ほうずき池で亀と鯉の出会い!
ほうずき池所在地 静岡県袋井市宇刈2918訪問日 2023/1/3宇刈川源流の滝の奥にある、農業用のため池として造られた池です。昔は、地区の大人も子供もこの池をよく訪れ、泳いだり、釣りをした憩いの場所でした。が、現在は入る事ができません。また、この池には少女と大蛇にまつわる物語が残されているそうです。現在のほうずき池は、近代に改修された物だと思われ、しっかりした堤体の溜め池で取水施設とコンクリート製の水路流入式洪水吐がありました。この洪水吐の先の導流部に源流の滝があるかたちです。「中遠昔ばなしより」第103話 ほおずき池市内でも、最も北にあたる宇刈地区の大日の奥には、池が二つあって上池、下池といわれていました。その下池を誰言うことなく「ほうずき池」と呼んでいます。池の周りは、昔は深い山で木が生い茂り、北側の高い所では、北は森町が、南は遠く太平洋までも望む事が出来る所でした。その近くには「天狗の遊び場」という所があって草や木が生えなくていつもきれいな場所がありました。この下池の中央に、直径十数メートルの島があります。ある日、この島の傍に大変きれいな鬼灯(ほおずき)が赤く実っているのを、ちょうど通りかかった村人が見つけました。「おや!珍しいホオズキだ。」と池に入って取ろうとしたその時です、大蛇がカッ!と大口を開けて襲いかかって来たのです。池に入って取ろうとしたのは、赤いホオズキではなく、大蛇の目だったのです。びっくり仰天して、命からがら青くなって逃げて来た村人は、その様子を家の人や村人達に話して聞かせました。それが、村人に伝わりその後、この池を「ほおずき池」と呼ぶ様になったと言うことです。
名前 |
ほうずき池 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
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水量がかなり少なく洪水吐周辺には土のような堆積物があり、鯉と亀(アカミミガメ)がいました。令和5年11月12日。