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塀の中に百基ばかりの墓があるが、無住のお寺。浄土宗に属し、本尊は阿弥陀如来。享保二年(1717)に加田氏の寄進により開山されました。中にある長門吉右衛門地蔵尊には、次のような言われがあります。数百年も昔になりますが、長門の国の吉右衛門の一家が、宇龍に寄港していたところ、吉右衛門が重病にかかり、「吾死せば地蔵尊を刻んで墓碑にせよ。病気の者が念ずれば病を癒そう。」と遺言して亡くなりました。残された家族が遺言を守り、地蔵尊を刻んで祀ったとのことです。後に、宇龍で漁業を営んだ息子の船が暴風雨に遭った際、地蔵尊が現れて嵐を静めたことから、皆がこの地蔵尊を拝むようになったとのこと。さらに時を経て、息子たちが地蔵尊を担いで、陸路、長門に帰郷しようとしたところ、この付近で急に地蔵が重くなり、仕方なくこの地に安置したと言い伝えられています。