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名前 |
若杉家の屋敷跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
若杉家の屋敷跡(わかすぎけのやしきあと)所在地 静岡県周智郡森町三倉訪問日 2022/10/3☀交通が近代化された今、この辺りの昔の繁栄を知る由もないが、室町時代の終わり頃、秋葉街道と百古里(すがり)街道が交差していた為に、人の行き来もあり、此処に山田家という店が出来た。この山田屋が、商いを始める前に、武田方の軍師・山本勘助が一夜の宿を借りた折、この家の主人に商いをすることをすすめたと言う。その後、土地の産物や米、塩などを一手に扱う店になった。更に、山田屋では、三丸山の湧き水を利用して酒を造り「若杉」と名付けて、これを商った。この酒が有名になり、やがて「若杉」は山田屋の屋号になった。幕末から明治に掛けて結構繁盛したが、街道が役目を終えた明治30年頃、当主・山田最一郎の代を最後に、この里を離れて行った様だ。今は、茶畑になっているが、矢場跡・ツキヤ沢・屋敷跡などに、昔を偲ぶ事ができる。