奥宮の右手で奥之院へ。
拝殿の右奥、渡り廊下をくぐり奥之院へ。その奥之院の右側に2基の庚申塔があります。これらは「大辻の庚申」がマンション開発にともなって遷座したものです。向かって左側の庚申塔は、だいぶ強い風化を受けています。青面金剛。左上手と本手が残っているので六臂なのだと思います。上方右側に三日月、左側の日輪は不明。「寛延二年」(1749年)足下の邪鬼と下方の三猿も、かなり激しく風化。右側の三猿石塔婆は比較的保存状態がよいといえます。「奉待庚申□□□□□建立」「為供養」「延宝二甲寅年十二月」(1674年)基台のオバQのくちびるのようなな浮き彫りは蓮葉で、蓮華と並ぶモチーフです。上方に三猿(言わざる、聞かざる、見ざる)2011年に氷川宮に引っ越してきて10数年。旧地では堂宇に入っていたのに、ここでは露天。以前は判読できた線刻の文字も、確実に風化が進んでしまっているようです。ともあれ、安住の地を得ただけでも幸いなことですね。
名前 |
庚申塔 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
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奥宮に向かって右手にあります。