幹太の木々に囲まれた祠。
大久保利通公を祀る祠(大久保利通 高輪別邸跡、芝二本榎町)の特徴
マンションの敷地内に位置する独特な祠です。
幹太の木々が繁る緑地に囲まれた狭いスペースがあります。
高輪の交差点側にある静かな隠れ家のような場所です。
マンション敷地の交差点側に、幹太の木々が繁る狭い緑地に祠があります。ただ道路側からもマンション側からも祠へのアクセス路は無いようです。大久保利通公を祀る祠とされていますが、説明板はありません。明治時代、この一帯は大久保山とも呼ばれ、利通公の三万坪にも及ぶ別邸があり、終戦の頃まで子孫が引き継がれていましたが、その後売却されました。明治期の元勲、大久保利通公の別邸跡、石碑か説明板があってもよさそうです。
高輪地区情報誌「みなとっぷ」に記載があるのを確認した(2016年7月30号)。大久保利和(としなか)が父を弔うため建立したらしい。祠に至る道が存在せず、接近は不可能。説明板も無く、文字通り埋もれている。
| 名前 |
大久保利通公を祀る祠(大久保利通 高輪別邸跡、芝二本榎町) |
|---|---|
| ジャンル |
|
| HP |
https://www.city.minato.tokyo.jp/takanawachikusei/takanawa/koho/documents/minatop_30.pdf |
| 評価 |
3.5 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
マンション敷地内に建つ祠。「みなとっぷ」(高輪地区情報誌)54号の記載によると、数年前までは正体不明の祠だったところ、同マンション住民の大畠美弥子さんが調査されて大久保家の祠であることが判明したとか。NHK大河ドラマ「西郷どん」のエンディングでも取り上げられたようです。わりと貴重な史跡かと思いますが、劣化が進んでおりこの祠に近づける道もなし。東京都港区の潤沢な予算で修繕・保存してもらいたいものです。