可愛いマスク地蔵と三猿の彫刻!
松見坂地蔵尊の特徴
堂宇内には個性的な三猿庚申塔が祀られている場所です。
マスクをした愛らしいお地蔵さんが見られる貴重なスポットです。
遠江橋の親柱や石造物もあり、歴史的な魅力が詰まっています。
お地蔵さんがマスクしていて可愛いです。
2体の石地蔵と、三猿が彫られている石造物があります。現在の石地蔵は戦後に新しく造られたもので、元の石地蔵は昭和20(1945)年5月25日の空襲で被災したため、現在の石地蔵の下に埋められたといいます。当初の松見坂地蔵尊の造立年代は不明ですが、旧道滝坂道が現在は暗渠の空川渡った遠江橋付近が、旧上目黒村の東の出入り口にあたるため、村へ侵入しようとする厄を除けるために祀られたと伝わっています。また上屋の正面向かって左側上段には旧遠江橋の石製親柱が2つ置かれ、「とほとふみはし」「明治三十二年六月成」と刻まれた文字を読むことができます。
庚申塔1基石地蔵2基遠江橋親柱2
暗渠マニアックという、本によるとかつて空川(今は暗渠)に橋が架かっており、その親柱があるそうです。
| 名前 |
松見坂地蔵尊 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
3.8 |
| 住所 |
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堂宇内に、三猿庚申塔と地蔵尊が祀られています。お地蔵様も庚申塔も北向きですが、現在では駒場地蔵尊とタッグを組んで、松見坂地蔵尊は駒場の東の護り、駒場地蔵尊は西の護りという位置づけになっているようです(目黒区郷土研究会:郷土目黒, 第44集, 2000)三猿塔の並び順は、向かって左から言わざる、聞かざる、見ざる。堂宇の外、左手に旧遠江橋(とおとうみばし)の親柱が保存されています。「とほとふみはし」と刻まれています。