船橋県民の森で月夜の不思議体験。
船橋県民の森南口入り口の交差点脇に、二十三夜供養塔と掲示板があり、次のように説明されています。「二十三夜供養塔は陰暦で二十三日の夜に人々が集まって神仏を祀り、飲食を共にしながら月の出を拝み、その信仰の深さを形に表すために造立した塔です。この二十三夜供養塔は、普門品(観音経)を一万回唱えたことを記念して、文政2年(1819)に神保新田の3名が願主となり、他に13名が協力して造立した読誦塔でもあります。さらにこの地を通る旅人のための道標も兼ねていました。この二十三夜供養塔には、正面「普門品一万巻成就」さく(サク:勢至菩薩を表す種子)二十三夜供養塔 南 江戸道」(現 東京方面)、向かって左側面に「西 大じんぼう村」(現 船橋市大神保町方面)、向かって右側面に「東 舟尾むら道」(現 印西市船尾方面)、背面に「北 きをろしミち」(現 印西市木下方面)と、刻まれています。この交差点から大神保町の集落を通り抜けて白井方面へ通じる現在の道路は、昭和になって建設されました。交通量が増えたため、石塔は交差点中央から東側の歩道上へ移されましたが、自動車に衝突されて破損してしまいました。しばらくの間放置されていましたが、昭和55年7月に地元の有志により現在の場所へ再建されました。船橋市教育委員会」
名前 |
二十三夜供養塔 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
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なぜ「二十三夜」という24時頃の遅い月の出に行事を行うのか不思議に思いました。下弦の半月形だからでしょうか。庚申塔とともに、旅人のための道しるべになっている由縁も気になります。