松尾芭蕉も泊まった、重要文化財の驚き。
旧有路家住宅 封人の家の特徴
国指定重要文化財として、貴重な歴史的建物です。
松尾芭蕉が宿泊した由緒ある場所で、文学的価値が高いです。
雨の日に訪れると、親切なおもてなしを受けられる温かい雰囲気です。
芭蕉が泊まった建物の中で唯一現存しているものみたいで、山形に行く途中でついつい素通りしてしまいそうですが、道路の反対側の分水嶺とセットで見るといいかもしれません。
芭蕉も泊まった!最上町「封人の家」でタイムスリップ体験!先日、山形県最上町にある「封人の家」を訪れました。ここは、あの松尾芭蕉が『おくのほそ道』の旅の途中で実際に宿泊した場所なんです!歴史好きはもちろん、ちょっとタイムスリップ気分を味わいたい方には、ぜひ一度訪れてほしい場所です。茅葺き屋根が美しい!「封人の家」の魅力最上町に到着して、目に飛び込んできたのは茅葺き屋根の美しい古民家。これぞ日本の原風景!という感じで、一歩足を踏み入れると、ひんやりとした空気が肌を包み込み、まるで江戸時代にタイムスリップしたような感覚になりました。家の中は、囲炉裏があったり、太い梁がむき出しになっていたりと、昔ながらの造りがそのまま残されています。特に感動したのは、芭蕉が滞在したとされる部屋。ここで芭蕉が旅の疲れを癒し、あの名句を詠んだのかな…なんて想像すると、鳥肌が立つほどでした。展示されている調度品や、当時の人々の暮らしを垣間見せる工夫もあって、ただ古い建物を見るだけでなく、その時代の生活に思いを馳せることができます。縁側から庭を眺めていると、時間がゆっくり流れているのを感じ、日常の喧騒を忘れて心からリラックスできました。なぜ「封人の家」と呼ばれるの?歴史を紐解くと…この「封人の家」は、正式には「旧有路家住宅」といいます。江戸時代、ここは新庄藩の家臣で、蝦夷地への関門を守る「封人(ふうじん)」の役職を務めていた有路(ありじ)家のお屋敷だったんです。『おくのほそ道』によると、元禄2年(1689年)、松尾芭蕉と弟子の曾良は、最上川をさかのぼり、この地で雨宿りを兼ねて一泊しました。この時、芭蕉は封人との交流を通じて、有名な句を詠んでいます。\u003e 「蚤虱 馬の尿する枕元」\u003eこの句は、当時の旅の厳しさや、封人の家の素朴な雰囲気をありありと伝えてくれますよね。最上町教育委員会の説明によると、有路家は代々、最上と羽前の国境を守る役割を担っていたそうです。旅人が安心して通行できるよう、厳しい取り締まりをする一方で、時には芭蕉のように旅人をもてなすこともあったのかもしれません。現在残る建物は、江戸時代中期の建築とされ、国の重要文化財にも指定されています。当時の生活様式や、最上地域の歴史を知る上で、大変貴重な文化財なんです。芭蕉の足跡をたどり、日本の歴史に触れる旅へ「封人の家」は、単なる古い建物ではありません。芭蕉が旅した道を肌で感じ、日本の歴史、そして人々の暮らしに思いを馳せることができる、特別な場所です。最上町は、他にも美しい自然や温泉、美味しい蕎麦など魅力がたくさんあります。ぜひ、芭蕉が歩んだ道をたどりながら、「封人の家」で心に残るタイムスリップ体験をしてみてはいかがでしょうか?きっと、あなたの旅の思い出に、忘れられない一日が加わるはずです!
「蚤虱馬の尿する枕元」とは、芭蕉が宿泊した家は庄屋の家で立派な客間であったが、当地の人々は馬を家族同然に大切に扱い、馬を家の中で飼っていたのとこと。今まで芭蕉の突然の宿泊の申し出に、泊まる部屋が無いため馬小屋に馬と一緒に寝かせられたものだと思っていた。ガイドの説明で初めて分かった。ちなみに現当主は15代目とかで、裏手に健在であるとのこと。国道沿いに建っています。
国道47号沿いにあり、国の重要文化財にも指定されています。向かい側には広い駐車場もあり。芭蕉が宿泊した建物では、唯一現存するものと言われています。そう考えると、とても感慨深いものがあります。はるか遠い昔に想いを馳せましょう。ちなみに・・・すぐ近くの「堺田分水嶺」と合わせてどうぞ。
旧有路家住宅(封人の家)は、江戸時代に役場や国境の警護の役目も果たしていた役人の家。有路家は仙台領との境に位置し、代々新庄領堺田村の庄屋を務めていた名家です。築350年ほどの建物は、国の重要文化財に指定されております。
常に囲炉裏に火を入れ茅葺屋根の維持をしている。此処は、松尾芭蕉と弟子の河合曾良が山形で最初に投宿した家です。
馬のリアル人形にドキッちょうど行ったときは囲炉裏に火が入ってて、煙で燻されて全身イブ臭くなりました。松尾芭蕉に思いを馳せながら見学しました大人250円。
鳴子温泉の尿前の関で怪しまれた芭蕉と曽良は、足止めをくらい、ここ堺田の封人の家にたどり着いた時には、日が暮れていたそうです。なた伐り峠を越えるために案内人が必要で、案内人の手配が着くまで、庄屋であった、この有路さんの家に泊めてもらったそうです。尿前の関ではありませんが、蚤シラミの句碑が置いて有ります。
旧有路家住宅は松尾芭蕉が奥のほそ道で泊った「封人の家」のことらしい。芭蕉の発句「蚤虱 馬の尿する 枕もと」(松尾芭蕉)芭蕉の句の「尿する」については昔からどのように訓よむのかの議論がある。「バリする」では卑俗な発音であるし、「シトする」はなんとも上品な響きとなる。そもそも「尿する」などの下品な言葉で句作したのが問題なのだが、人と馬が同じ屋根の下で寝る「封人の家」での宿泊で、芭蕉たちはさぞかし凄まじい体験をしたのだろう。まあ、「尿する」という語句を使ったのは、「封人の家」に至る前に「尿前の関」という出羽街道の関所を越えてきたイメージが残っていたのだと思う。芭蕉と曽良は、尿前の関で厳しい取り調べを受けたようで、なんとか関を越えたことが「おくのほそ道」に記述されている。個人的には「ニョウする」と思ってました。
| 名前 |
旧有路家住宅 封人の家 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0233-45-2397 |
| 営業時間 |
[日月火水木金土] 9:00~17:00 |
| HP | |
| 評価 |
3.6 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
重要文化財の旧有路家住宅。国境を守る役人の家との事です。山形県からのウォーキングの途中に立ち寄らせて頂きました。入館料は250円でした。